MR機能を強化したヘッドセット「Meta Quest 3」が10/10に発売。12月には「Xbox Cloud Gaming」への対応も

2023.09.28
ニュースVR・AR・MR
この記事をシェア!
twitter facebook line B!
twitter facebook line B!

この記事の3行まとめ

  • Meta社よりMR/VR HMD「Meta Quest 3」が10月10日に発売
  • 従来機よりも性能アップしたフルカラーパススルーによるMR機能をアピール
  • 12月には「Xbox Cloud Gaming」も利用可能に

Metaは、MR/VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「Meta Quest 3」を2023年10月10日(火・日本時間)に発売することを、オンラインイベント「Meta Connect 2023」にて発表しました。

従来機である「Meta Quest 2」と比較して、フルカラーによるパススルー能力を向上させ、MR(複合現実)体験ができることを前面に押し出しています。

(画像は「Meta Quest 3」商品ページより引用)

「Meta Quest 3」のスペックについて「Meta Quest 2」比較すると、GPU処理能力に関してはSnapdragon XR2 Gen 2を搭載することで2倍に向上しています。またメモリはDRAM 8GB33%増加

ディスプレイ解像度も片目あたり2064 x 2208ピクセル約30%向上し、視野の拡大(水平104度/垂直96度)もされています。

スペックが向上しただけでなく、パンケーキレンズの採用により光学系が40%スリム化しています。(重量は515グラムと微増)

(画像は「Meta Connect 2023」よりキャプチャ)

中でも特徴的なのは、MRに関する点です。18 PPDの2つのRGBカメラにより、パススルーの解像度が「Meta Quest 2」の10倍、2022年に発売されたハイエンドMR/VR HMD「Meta Quest Pro」と比較して2倍に向上させています。周囲がフルカラーで忠実度高く再現され、現実空間にバーチャルオブジェクトを表示させることができます。

また、正確な深度投影とルームマッピングにより、空間内を自由に移動し、ルーム内の周囲にいるバーチャルなキャラクターやオブジェクトとやり取りすることができるとうたっています。

「Meta Quest 3」で『ストレンジャー・シングスVR』をプレイする様子(画像はMeta Questブログより引用)

コンテンツについては、Quest 3は既存機との後方互換性があるため、発売初日から『Roblox』を含め500以上のアプリを使うことができます。

また、2023年12月にMicrosoftの「Xbox Cloud Gaming」がMeta Quest上で利用できるという発表もありました。

「Meta Connect 2023」のkeynoteで「Xbox Cloud Gaming」対応について発表するMark Zuckerberg氏(画像は「Meta Connect 2023」よりキャプチャ)

keynoteでは数百ものXboxタイトルが大画面でプレイできるとのプレゼンテーションが行われた。発表中に公開されたメニュー画面では、『Halo Infinite』『フォートナイト』『Mortal Kombat 11』『エルダー・スクロールズ・オンライン』『Plants vs. Zombies』『マインクラフト レジェンズ』『Party Animals』『Lies of P』などの画像が見えるようだ(画像は「Meta Connect 2023」よりキャプチャ。各タイトルが日本で利用可能かどうかは不明)

ストレージは128GBと512GBから選択可能で、価格は128GBモデルで74,800円(税込)、512GBモデルで96,800円(税込)になります。

発売日は2023年10月10日(火・日本時間)で、現在MetaのWebサイトなどで予約受付中です。

Meta Quest 3 商品ページMeta Connect 2023:Meta Quest 3、AIの進歩、次世代のスマートグラスとメタバースへの道 | Meta Questブログ

関連記事

スタンドアロンヘッドセットに最適化された『VIVEトラッカー(Ultimate)』発売。2台の広角カメラを搭載し、ベースステーションなしでのトラッキングを実現
2023.12.01
NianticのUnity向けAR開発ツール「Lightship ARDK」が3.0にアップデート。VPS導入により、現実で近くにいるプレイヤー同士によるマルチプレイに対応
2023.11.03
Google、AR ゲーム『スペースインベーダー ワールドディフェンス』におけるARCore Geospatial APIやStreetscape Geometry APIの活用例などを紹介
2023.09.08
Apple、visionOSアプリ開発者に「Apple Vision Pro」を貸し出す『Apple Vision Pro developer kit』の受付を開始
2023.07.25
Meta Questの次回アップデートv56にて、ハンドトラッキングが改善。速い動作に対する遅延が最大75%低減
2023.07.21
MetaがVR空間上の移動に関するテクニック集を公開。VR酔いの不快感を軽減させる3種類の視点回転方法などを紹介
2023.07.14

注目記事ランキング

2023.11.26 - 2023.12.03
1
【2022年5月版】今から始めるフォートナイトの「クリエイティブ」モードープレイ開始から基本的な操作方法まで解説
2
『フォートナイト』で動く本格的なゲームが作れるツール「UEFN」とは?従来のクリエイティブモードから進化したポイントを一挙紹介!
3
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧
4
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.1「アイテム系」
5
【CHALLENGE1】「クリエイター ポータル」を使って、UEFNで作成した島を世界中に公開する
6
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.5「島の設定」
7
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.4「ゲームシステム系」
8
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part1
9
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.2「ユーティリティ系」
10
【STEP2】UEFNの基本的な使い方を覚えよう
11
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part1
12
【CHALLENGE2-1】フレンドと一緒にゲームを作ろう――UEFNプロジェクトをチームメンバーとリアルタイムで共同編集する
13
フォートナイトとUEFNがv26.30にアップデート。ロビー画面が一新され、クリエイターが島ごとにロビー背景を自由にカスタムできるように
14
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part2
15
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.3「プレイヤー系」
16
フォートナイトとUEFNがv27.10にアップデート。プレイヤーに与える武器のマガジン内に入っている初期弾薬量を設定するオプションが追加
17
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.6「チーム・対戦系」Part1
18
『フォートナイト』で建築ビジュアライゼーション!?UEFNでオリジナルの世界観をどう作り上げたか、その手法を解説【UNREAL FEST 2023 TOKYO】
19
日産自動車、UEFNで作られたマップ『Electrify the World』を期間限定公開。EVコンセプトカーが登場する世界を楽しめる
20
【CHALLENGE3】UEFNの機能「ランドスケープ」を使ってオリジナルの地形を作る
21
【STEP4-2】リスポーンとチェックポイントの仕組みを作る
22
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part2
23
【フォートナイト クリエイティブ】ドリフトボードで駆け巡る!タイマー付きのレースゲームを作ってみよう
24
まるで『マイクラ』?ボクセル地形を生み出す無料アセット「VoxelPlugin Free」で”地形を掘ったり積み重ねたり”して遊んでみよう
25
フォートナイト上にオリジナルゲームを開発・公開できるPC専用エディタ『Unreal Editor For Fortnite(UEFN)』、ついにリリース!
26
【STEP3】オリジナルのアスレチックコースを作ろう
27
「UEFN」って実際どうなの? 編集部が3時間で「みんなで遊べるアクションゲーム(?)」を作ってみた
28
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.8「ゾーン系」
29
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part1
30
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part2
VIEW MORE

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

リグ(Rig)
リグ 3Dモデルを動かす場合に、すべてのボーンを編集するのではなく、少ない編集箇所で直感的に動作などを付けるために作られたコントローラーやコントロールする仕組み。 またスケルトン自身をリグと呼ぶ場合もある。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!