この記事の3行まとめ
- Google、『スペースインベーダー ワールドディフェンス』の開発に関する紹介記事を公開
- 「ARCore Geospatial API」や「Streetscape Geometry API」の活用について掲載
- 「Geospatial Creator」を用いたシミュレーションについても触れられている
Googleは、2023年7月18日にタイトーがリリースしたAR ゲーム『SPACE INVADERS: World Defense(スペースインベーダー ワールドディフェンス)』の開発に関する記事を公開しました。
(画像はGoogleによる紹介記事より引用)
『スペースインベーダー ワールドディフェンス』は、AR技術を用いて現実世界を舞台にスペースインベーダーを体験できる、Android/iOS向けアプリです。
開発には「ARCore Geospatial API」、「Streetscape Geometry API」が用いられ、記事中ではこれらAPIをどのように活用しているのかが紹介されています。
チェコ共和国(左)や、ニューヨーク(右)でのプレイ映像(画像はGoogleによる紹介記事より引用)
ARCore Geospatial APIは、カメラ映像からプレイヤーが地球上のどこにいるのかを特定します。「Googleストリートビュー」の数百億の画像を活用したVPSをベースに開発され、100か国以上で位置の特定が可能です。
本ゲームでは、飛行している宇宙船を画面に捉え続けるフェーズを挟むことで位置情報を取得しているといいます。
プレイヤーの周囲の映像が映るよう、宇宙船を追うフェーズが入っている(画像はGoogleによる紹介記事より引用)
Streetscape Geometry APIでは、ARCore Geospatial APIで取得した位置情報をもとに、周囲の地形や建造物のジオメトリを取得しています。
各地のジオメトリを取得し、スポーン地点を視覚化して確認(画像はGoogleによる紹介記事より引用)
記事中ではAPI活用のほか、非ARモードの自動飛行ルート算出アルゴリズムについてや、「Geospatial Creator」を用いたシミュレーションなどについても紹介されています。
深度情報から建物と飛行可能な位置を取得。アルゴリズムによって自動飛行のルートパスを算出する(画像はGoogleによる紹介記事より引用)
詳細は、『How We Made SPACE INVADERS: World Defense, an AR game powered by ARCore』をご確認ください。
How We Made SPACE INVADERS: World Defense, an AR game powered by ARCore