インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン3」フォトレポート。スゴイもろい豆腐のアクションや1967年の北海道を鉄道で旅するゲームなど、気になる作品を紹介

2023.07.30
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2023年7月30日(日)、東京都立産業貿易センター 浜松町館にてインディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン3」が開催されました。本記事では東京ゲームダンジョン3の様子、出展されていたインディーゲームをピックアップしてフォトレポート形式で紹介します。

TEXT / 神山 大輝
PHOTO / 藤縄 優佑

目次

3回目を迎え、存在感を増し続ける「東京ゲームダンジョン」

3回目を迎えた「東京ゲームダンジョン」。会場はこれまでと同じく東京・浜松町に位置する東京都立産業貿易センター 浜松町館で、今回はインディーゲームクリエイターなど約200の団体が集結しました。

会場全景。会場は前回までと同様、東京都立産業貿易センター 浜松町館。浜松町駅から近い上、2020年にオープンしたばかりの施設であり、非常に良い環境

会場内は多くの人で賑わう。なお、前回「東京ゲームダンジョン2」では1,200人近い参加者が会場を訪れていた

なお、ゲームメーカーズでは「東京ゲームダンジョン」および「東京ゲームダンジョン2」のイベントレポート、主催の岩崎氏へのインタビューも掲載しています。こちらも併せてご覧ください!

▼過去のイベントレポートはこちら

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気になる作品たちをフォトレポート!

『スゴイツヨイトウフ』作者:ゾウノアシゲームズ

ある程度の高さから落下するなど、ちょっとしたことでやられてしまう、もろい「とうふ」が主人公の物理アクションゲーム。

ダッシュやジャンプも兼ねた攻撃「スマッシュ」を駆使してステージをクリアしていきます。落下してとうふが崩れる様子は、なんともいえない哀愁を感じさせます。

「ゾウノアシゲームズ」 公式サイト「ゾウノアシゲームズ」 Twitterアカウント

『シカクリバーシ』作者:HeX Wrench

盤面からマス目を取り払い、さまざまな大きさの石を用いて対戦する改変型リバーシ。獲得した石の総数ではなく、石の総面積で勝敗が決まります。

小さな石なら多少狭いところでも配置でき、一発逆転があり得るため、使いどころが重要になりそうです。見た目のスマートさと、シンプルながらも奥深さを感じるルールが魅力。

なお、『シカクリバーシ』の体験版が、7月31日からUnityroomで配信されています。

HeX Wrench - ZeF氏 TwitterアカウントHeX Wrench - かくひと氏 Twitterアカウント

『双腕のソルダート』作者:ぼっち猫

グラップリングから攻撃までこなせる、2本の「拡張腕」を使った女の子が活躍する横スクロールアクションゲーム。

試遊版では、グラップリングやコンボなどの方法を学べるチュートリアルを経ながらステージを進み、ボスとの戦闘までをプレイ可能でした。将来的にはコピー能力も実装したいと、ぼっち猫の開発者は話していました。

「ぼっち猫」 公式サイト「ぼっち猫」Twitterアカウント

『BANDIT KNIGHT』作者:GameFloat

盗賊ギルドの一員として、衛兵や謎に立ち向かいながら盗みを働く、アイテム収集アクションゲーム。盗み続けると溜まるゲージを消費すれば、周囲のアイテムを自動収集するスキルが使えます。

大量のアイテムがどんどん獲得できる様子は見ているだけでもストレス発散に。リザルト画面では収集したアイテムがすべて山積みして表示される演出も面白く、見ていてわくわくしました。ステージは広大で、場所やNPCによって獲得できるアイテムは異なり、探索しがいもある作品です。

GameFloat - Ameo氏 Twitterアカウント

『DropStella』作者:青木とと

ボールの軌道と落ちた先によってプレイヤーの行動が変わる、「ボール落とし」RPG。プレイヤーの主な行動は、武具を選び、画面下部めがけてボールを落とすだけ。

落ちた場所によって攻撃ダメージやミス、スキルの発動などが実行されます。敵の攻撃に当たらないようなルートとタイミング、最適な行動結果が出るような場所を狙う緊張感を短時間で楽しめます。

今回展示された内容とほぼ同じバージョンの『DropStella』体験版は、7月31日からUnityroomで配信されています。

青木とと氏 公式サイト青木とと氏 Twitterアカウント

『旭川駅2021+札幌駅2022秋』『北海道4,500km』作者:天北部屋

『旭川駅2021+札幌駅2022秋』はその名の通り、旭川駅と札幌駅の1日の列車の着発をテーマにした作品。到着する列車にどのホームに進むかを指示するモードや、時刻通りに列車が着発する様子を眺めるモードを搭載しています。

『北海道4,500km』は、1967年当時における北海道の鉄道全線の完乗を目指す仮想旅行ゲーム。ゲーム内時間は進み続け、所持金は有限。当時はコンビニがないので食料の確保も難しいという。また、衛生度にも気を配る必要があり、歯応えを感じさせる内容に感じます。

「天北部屋」 公式サイト「天北部屋」 Twitterアカウント

『ぎゃるすも』作者:イモタベルカ

札幌を拠点に活動するチーム「イモタベルカ」による作品で、チーム内ゲームジャムをきっかけにして生まれました。

内容は、紙相撲をデジタルゲーム化し、画面をタップして「ぎゃる」の力士を動かして対戦するというもの。操作キャラはアバウトにしか制御できないため先が読みづらく、思わぬ勝利や敗北が発生します。勝っても負けても笑える、パーティゲームらしい作りが特徴です。

「イモタベルカ」 公式サイト「イモタベルカ」 Twitterアカウント

お気に入りの作品を見つけてもよし、会場の雰囲気を味わった上で「次こそは自分も参加を!」と決意を固めていただいてもよし。

また、来月の8月27日(日)には学校法人岩崎学園 横浜デジタルアーツ専門学校 2階・3階にて横浜ゲームダンジョン」が入場料無料で開催されます。今回のレポートを見たり、出展者一覧をチェックしたりして興味が湧いた方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

主催の岩崎 匠史氏。運営お疲れ様でした!

「東京ゲームダンジョン」公式サイト「東京ゲームダンジョン」Twitterアカウント

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