フォートナイトおよびUEFNがv25.20にアップデート。アイテムショップポータルの仕掛けが追加され、Verseはグローバル変数に対応した

2023.07.27
ニュースクリエイティブモードフォートナイトUEFN
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この記事の3行まとめ

  • フォートナイトおよびUEFNがv25.20にアップデート
  • UEFNで使えるプログラミング言語「Verse」が、グローバル変数に対応
  • アイテムショップポータルが実装され、島から出ることなくアイテムショップにアクセスできるように

2023年7月26日(水)、Epic Gamesがフォートナイトをv25.20にアップデートしました。

クリエイティブと『Unreal Editor For Fortnite(以下、UEFN)』に、新たな仕掛けが実装され、一部の仕掛けに新たなオプションと機能が導入されています。

さらに、UEFNでは、新たな仕掛け「アイテムショップポータル 」「グラインドヴァイン」が追加されたほか、UEFNで使えるプログラミング言語「Verse」にも変更が加えられています。

Verseがグローバル変数に対応

Verseを使って、グローバル変数にデータを格納してアクセスできるようになりました。以前は、モジュールスコープの変数を定義できませんでしたが、島の各インスタンス内でグローバルな変数が定義できるようになります。

グローバル変数の導入に伴い、既存のmap型に似た新しいweak_map型、およびセッションの参照を表すsessionクラス、現在のセッションを取得するGetSession()関数が新しく導入されました。

グローバル変数は、型tに対する型weak_map(session, t)で定義します。グローバル変数へのアクセスにはGetSession()により取得した現在のセッションを用いて行います。

グローバル変数へのアクセスは、「変数名[session]」で行う(画像は公式サイトより引用)

新しい仕掛け「アイテムショップポータル 」と「グラインドヴァイン」が追加

アイテムショップポータルの仕掛けでは、プレイヤーが島から出ることなくアイテムショップにアクセスできます。 

クリエイティブ島でこの仕掛けを利用するには、アップグレードされた仕掛けを使用するように島を変換する必要があります。

グラインドヴァインの仕掛けは、すでに実装されている「グラインドレール」の仕掛けと同様にレール上を滑って移動できる仕掛けです。「グラインドレール」とは見た目が異なるほか、ビジュアルのバリエーションがいくつか用意されています。

「バリア」仕掛けのアップデート

バリアの仕掛けに、一部のプレイヤーがバリアのゾーンを通り抜けられるオプションが追加されました。

通り抜けられる対象者はチームやクラス単位で、あるいはディレクト イベント バインディングを使ってプレイヤー単位で登録できます。

これにより、他チームは入れない自チームの陣地や、対戦者のみ / 観戦者のみが入れるスペースなどを作ることが可能です。

通り抜けられるプレイヤーの登録などは、画像赤枠のイベントで設定可能

また、将来的にクリエイティブ島に変更が加えられ、アップグレードされた仕掛けをデフォルトで使用するようになることが、フォートナイト クリエイターポータルのニュースページでリマインドされています。

アップデートの詳細は、公式サイトのニュースページをご確認ください。

フォートナイト エコシステム V25.20アップデートUEFN v25.20 リリースノート

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