合計200ページ以上にわたって、PCGなどのUE5.2の注目機能を紹介!「GTMF 2023」講演スライド資料をエピック ゲームズ ジャパンが公開

2023.07.07
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  • エピック ゲームズ ジャパンが「GTMF 2023」で行った2つの講演のスライド資料を公開
  • 1つは、エピック ゲームズ ジャパン 岡田氏と鈴木氏が注目したUnreal Engine 5.2の機能を紹介
  • もう1つは、プロシージャルコンテンツ生成フレームワークやSubstrateなどについて紹介

エピック ゲームズ ジャパンは、「GTMF 2023」で行った講演「Unreal Engine 5.2 注目機能の紹介」と「Unreal Engine 5.2 アップデート ~Rendering/PCG~」のスライド資料を公開しました。

Unreal Engine 5.2 注目機能の紹介

「Unreal Engine 5.2 注目機能の紹介」では、エピック ゲームズ ジャパン 岡田氏鈴木氏が、それぞれ重要だと感じたUnreal Engine 5.2(以下、UE5.2)の機能を、リリースノートからピックアップして紹介。併せて、リリースノート中のわかりづらい項目について補足しました。

岡田氏は、Pythonを用いたリターゲティングや、スケルトンの互換性改善、ML デフォーマ(機械学習デフォーマ)といったアニメーションに関する機能のほか、モデリングモード、Geometry Script、Scriptable Tools Frameworkを使ったエディタ拡張機能などについて紹介しています。

モデリングモードに追加された新機能「BakeRC」によって、描画結果をローポリモデルにベイクできる(画像はスライド資料より引用)

Scriptable Tools Frameworkは、エディタで動作する独自のツールを作成する(画像はスライド資料より引用)

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鈴木氏は、ニューラル ネットワーク エンジン(NNE)プラグインや、ChaosFlesh、Targeting System プラグイン、Unreal Insightsの改善、Diff/Reviewツールについて紹介しています。

ChaosFleshは、地面と接しているタイヤの凹みなどをシミュレーションできる(画像はスライド資料より引用)

Targeting System プラグインは、非同期でアクタを検索できる。フィルタやソートも可能(画像はスライド資料より引用)

Unreal Engine 5.2 アップデート ~Rendering/PCG~

「Unreal Engine 5.2 アップデート ~Rendering/PCG~」では、UE5.2で追加、強化された機能について解説。

新しいマテリアルオーサリングシステムであるSubstrateの使い方や注意点に加え、LumenやNaniteのアップデート内容に触れています。加えて、新機能のプロシージャルコンテンツ生成フレームワーク(PCG)については約40ページにわたり解説しています。

従来のマテリアルにおけるシェーディングモデルは、SubstrateではBSDF(双方向散乱分布関数)ノードで指定する(画像はスライド資料より引用)

Substrateは実験的機能。検証での利用を推奨している(画像はスライド資料より引用)

PCGの実行フロー(画像はスライド資料より引用)

PCGによる生成物は、「PCGリンクをクリア」によってアクター化可能(画像はスライド資料より引用)

詳細は、公開されたスライド資料「Unreal Engine 5.2 注目機能の紹介【GTMF 2023】」と「Unreal Engine 5.2 アップデート ~Rendering/PCG~【GTMF 2023】」をご確認ください。

「Unreal Engine 5.2 注目機能の紹介【GTMF 2023】」Docswell「Unreal Engine 5.2 アップデート ~Rendering/PCG~【GTMF 2023】」Docswell

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