オーディオミドルウェア Wwise 2022.1正式版がリリース。Audiokinetic Launcherからインストール可能

2022.11.18
ニュースサウンド
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この記事の3行まとめ

  • Wwise 2022.1正式版がリリースされ、Audiokinetic Launcherからインストール可能に
  • 編集のワークフローやナビゲーションを改善するためのタブを使ったユーザーインターフェースが変更
  • レイアウトの更新などに加え、Reflectワークフローの簡素化や3D Audio Bed Mixerなど各種プラグインの改善も

2022年11月16日、Audiokinetic社はAudiokineticブログにてオーディオミドルウェアWwise 2022.1正式版がAudiokinetic Launcherからインストール可能になったことを発表しました。

Wwise 2022.1正式版では、新たに編集のワークフローやナビゲーションを改善するためのタブを使ったユーザーインターフェースが変更されました。

Wwise 2022.1 正式版での操作画面(画像はAudiokineticブログからの引用)

他にも、レイアウトの更新に加え、Reflectワークフローの簡素化や3D Audio Bed Mixerなど各種プラグインの改善が行われています。Wwise 2022.1正式版のダウンロードはこちらから行えます。(ダウンロードするにはAudiokineticのアカウントが必要です

Wwise 2022.1正式版で提供される機能の概要は以下の通りです。

オーサリング

・編集のワークフロー
・レイアウトの更新
・Project ExplorerのSearch
・Paste Properties
・新しいカーブと、新しくなったAttenuation Editor
・Auto-Defined SoundBanks
・File ManagerのGenerate Filesタブ
・Transport Controlのユーザーインターフェースを更新
・Contextual Help、Capture Logエラーメッセージ
・Filter Behavior: Use Highest Value
・State GroupやState値のコピー&ペースト
・Event Action: State、State Groupの表示
・Performance Monitor
・Selection Channel、Meterインスタンス
・マウスホイールを使ったズーム、パンニング
・キーボードショートカットの変更
・ショートカットメニューの更新

WAQL
WAAPI
各種プラグイン

・Reflectワークフローの簡素化
・3D Audio Bed Mixerプラグイン
・Time Stretchの改善

インテグレーション

・Auto-Defined SoundBanksにUnrealが対応
・Unreal Engine 5.0

SDK

・サードパーソンリスナー
・Spatial Audioのジオメトリのパフォーマンス改善
・ラージワールドに対応
・RTPCとSwitchのパフォーマンス改善
・オーディオレンダリングのタスクのカスタムスケジューラーの改善

詳細はAudiokineticブログをご確認ください。

Audiokineticブログ Wwise 2022.1 最新情報 | Wwise 2022.1 正式版Wwise Audiokinetic Launcherダウンロードページ

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