ValveがSteamにおける地域別価格の自動設定改善を予告、計算レートが定期的に更新されるように

2022.10.24
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

Valveは公式ドキュメントにおいて、ドル価格をベースに自動設定される各地域のゲーム価格について、計算レートの更新頻度を上げると告知しました。

https://partner.steamgames.com/doc/store/pricing#5

「地域別価格設定のための推奨事項」によると、以下の記述となっています。

All of these factors have driven us towards the commitment to refresh these price suggestions on a much more regular cadence, so that we’re keeping pace with economic changes over time.

参考訳:(さまざまな要因により)私たちはより定期的に価格提案を更新し、時間の経過とともに変化する経済状況に対応することを約束します。

https://partner.steamgames.com/doc/store/pricing#5

Steamにおいてゲームの価格は米国ドルをベースに自動的に算出され、手動で修正しない限りはその価格で各地域に配信されます。しかしながらこの自動計算が為替レートとかみ合わず、一部のプレイヤーはゲームが最も安くなるアルゼンチンの地域設定でゲームを購入するケースが後を絶ちませんでした。これは「リージョンスワッピング」と呼ばれ、問題になっていました。

インディーゲーム開発者は、自動に設定された価格を確認せずに販売してしまい、不本意な価格で買われてしまうことが半ばSteamの通過儀礼のようになっていました。せっかく自動設定機能があるにもかかわらず、実態にそぐわない価格を提案されてしまう状況になっており、開発者は自分で対象地域の為替計算を行って手動で入れなおすことが常態化していました。今回やっとこの部分にメスが入る予定です。Valveによると、価格の自動設定の計算レートを定期的に更新するシステムに変更するとのことです。いつからこの改定が行われるかは不明ですが、可能な限り早く導入されることを期待します。

Steamの価格設定に関するドキュメントはこちら

この記事は「IndieGamesJp.dev」の提供により掲載しています。
元記事URL:https://indiegamesjp.dev/?p=6308

関連記事

NuPhyの厚さ2cm以下の75%キーボード「Air75 HE」予約受付開始。磁気センサースイッチの押下圧で選べる2モデル
2024.12.13
バージョン管理ツール「Helix Core」、年内で恒久ライセンスの販売終了。所持済ライセンスの保守契約は継続可能
2024.12.13
国内最大級のインディーゲームイベント「BitSummit the 13th」、2025年7月18日(金)~20日(日)に開催。出展者の募集もスタート
2024.12.13
クリスマスに最適な約100種類の3Dモデルが無料で使える。雪だるまやトナカイ、リースも揃った『Holiday Kit』リメイク版、Webサイト「Kenney」で公開
2024.12.12
Unity製2DゲームのUI制作が学べる無料サンプル『Dragon Crashers』、Unity 6版にアップデート。UXMLやUI Builderなどのバインディング設定、4か国語への翻訳機能なども実装
2024.12.12
サウンドミドルウェア「ADX LE Unity SDK」「ADX SDK」の最新機能を解説。CRI・ミドルウェアが記事を公開
2024.12.12

注目記事ランキング

2024.12.07 - 2024.12.14
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フレームレート(Frame Rate)
フレームレート 1秒あたり何回フレームを表示するかを示す数値。フレームレートの単位のことをFPS(frames per second)と呼ぶ。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!