『Meta Quest Pro』発表。Presence Platformに「Movement SDK」が追加、視線や表情でコミュニケーション可能に

2022.10.13
ニュースVR・AR・MR
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この記事の3行まとめ

  • 次世代HMD『Meta Quest Pro』が発売
  • Presence Platformに「Movement SDK」が追加
  • 「Magic Room」など今後展開するプロジェクトを発表

2022年10月12日、MetaはAR/VR関連バーチャルイベント『Meta Connect 2022』を開催し、新型HMD『Meta Quest Pro』の発売や、Presence Platformへの新しいSDK追加など、今後の展望を発表しました。

次世代HMD『Meta Quest Pro』

『Meta Quest Pro』(画像はMetaのニュースルームより引用)

Meta Quest Pro』は、Meta Quest 2の外部カメラに比べ4倍の画素数を有する高解像度外方向カメラと、RGBカメラによるカラーパススルーによってMR体験が大きく向上しています。また、アイトラッキング、表情の取得により、アバターの表情によるコミュニケーションが可能です。レンズやディスプレイ、放熱性などMeta Quest 2に比べ多くの点で性能が向上しています。

『Meta Quest Pro』はヘッドセット、Meta Quest Touch Proコントローラー、スタイラスペン先、部分遮光ブロッカー、充電器などを含め22万6,800円(税込)で、2022年10月25日(米国時間)に発売予定です。

ハードウェアの発表と併せて、パススルー、空間アンカー、シーン認識などの機械知覚とAI機能を備えた「Presence Platform」に「Movement SDK」が追加されました。

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Movement SDK

Movement SDKは、Meta Quest Proで使用可能となるアイトラッキングとフェイストラッキングに関する機能群を提供するSDKです。Meta Quest Proに搭載されている内向きのカメラによってプレイヤーの表情をアバターにリアルタイムで反映できるほか、視線のトラッキングやBody Tracking APIが含まれています。

Magic Room

『Meta Connect 2022』では、バーチャル会議室システム「Meta Horizon Workrooms」向けに開発中のShared Spatial Anchorsを活用したMagic Roomも先行公開されました。

Magic Roomは、プラットフォームに縛られず、全ての作業者が同じ空間でコミュニケーションを取ることを目的としたプロジェクトです。これにより、遠隔地の参加者のアバターや3Dオブジェクト、ホワイトボードなどを現実空間にレイヤーできるほか、参加者全員が同じツールを使うことが可能になります。

Magic Roomを使うとプラットフォームをまたいだコミュニケーションも可能に(画像はOculusブログより引用)

詳しくは、『META CPNNECT 2022 : 「META QUEST PRO」とメタバース構築への道』をご確認ください。

Oculusブログ『META CPNNECT 2022 : 「META QUEST PRO」とメタバース構築への道』Meta Connect Keynote 2022

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