この記事の3行まとめ
- アークシステムワークス、『GUILTY GEAR Xrd』シリーズを題材に3Dモデルのボーン配置におけるTIPSを動画で解説
- 同社のセミナーをYouTube用に編集した動画。ボーン配置がアクションの品質に及ぼす影響などを語っている
- 今回は動画シリーズPart1。関節のボーン位置がずれることで、同じポーズでも印象が乖離する事例などを紹介している
アークシステムワークスは2025年7月9日(水)、『GUILTY GEAR Xrd開発スタッフが送るアクションのためのボーン配置TIPS Part1』と題した動画を公開しました。
【動画公開📺】
アークシステムワークス開発陣による #ASWアカデミー 「GUILTY GEAR Xrd開発スタッフが送るアクションのためのボーン配置TIPS Part1」を公開しました。https://t.co/aAUucezwnR… pic.twitter.com/ExLxwE5VKY
— アークシステムワークス広報部【公式】 (@ARC_CorporatePR) July 9, 2025
【動画公開📺】
アークシステムワークス開発陣による #ASWアカデミー 「GUILTY GEAR Xrd開発スタッフが送るアクションのためのボーン配置TIPS Part1」を公開しました。https://t.co/aAUucezwnR… pic.twitter.com/ExLxwE5VKY
— アークシステムワークス広報部【公式】 (@ARC_CorporatePR) July 9, 2025
本動画は、2020年に実施されたダイキン工業主催のセミナー「GUILTY GEAR Xrd開発スタッフが送る アクションのためのボーン配置TIPSセミナー」の録画映像を編集したもの。なお、セミナーで使用したスライド資料も公開されています。
セミナーでは『GUILTY GEAR Xrd』シリーズの開発事例を題材とした3Dモデル作成手法を解説。格闘ゲームなど激しいアクション・ポージングを伴うゲームにおいて人体表現のクオリティを向上させる技法が語られています。
今回の動画はシリーズPart1として、アニメーション・ポージングの品質向上におけるボーン配置の重要性を、サンプルモデルを用いたポーズの例示を踏まえて解説しています。
『GUILTY GEAR Xrd開発スタッフが送るアクションのためのボーン配置TIPS Part1』
3Dモデルのボーン配置は最終的なアニメーションの品質を左右する根幹となる要素であるといい、メッシュの造形やスキニングに異常がないモデルでも、ボーンの配置に不備があるとアクション・ポージングに違和感が生じると語られています。
動画では、関節部分のボーン位置をずらすことでポージングに差異が発生する事例を、アクションゲーム向け男性型3Dモデルをサンプルとして紹介しています。
同じ3Dモデル・ポージングでも、ボーン位置をずらすだけで見た目の印象が大きく変わってしまう(画像はスライド資料より引用)
実際の開発現場で頻発する不備として、股関節付近に配置するボーンの高さを変えることで、開脚姿勢時のシルエットに違いが表れる事例を紹介。
一見すると誤差の範疇に思える些細な違いでも、極端な姿勢を取らせると欠陥が露になることが示されています。
(画像はスライド資料より引用)
動画で紹介されたのは激しいアクション・ポージングを前提とする3Dモデルを対象とした事例ですが、これらの知見はアクションゲームに限らず、日常生活の細やかな動作など多彩なシチュエーションにおいて活用できると述べられています。
Part2の動画では、あらゆるアクションの根幹を成す下半身のボーン配置について取り上げ、陥りがちなミスや改善策などを解説することが予告されています。
詳細は同社のYouTube動画をご確認ください。
GUILTY GEAR Xrd開発スタッフが送るアクションのためのボーン配置TIPS Part1 | YouTube