この記事の3行まとめ
- Epic Games、NVIDIA製GPUでUE5.5を実行中にパフォーマンスの低下やクラッシュが発生する不具合を報告
- GPUのメモリからPSOが解放されず、容量を圧迫することが原因と説明している
- 同社より修正パッチが公開中。なお、UE5.6以降は不具合が修正される予定
Epic Gamesは2025年5月23日(現地時間)、「Tech Note: Fix for PSO Management Issue on Nvidia Hardware in Unreal Engine 5.5」と題した記事を、Epic Developer Communityにて公開しました。
記事では、NVIDIA製GPUを搭載したPCでUnreal Engine 5.5を実行した際に、パフォーマンスの低下やクラッシュが発生する不具合を報告するとともに、修正パッチを公開しています。(以下、Unreal EngineはUEと表記)。
(画像はEpic Developer Communityより引用)
このたび報告された不具合は、レンダリングパイプラインの状態を事前に定義し実行時の負荷を軽減する「Pipeline State Object(PSO)」がGPUのメモリから解放されず、容量が圧迫されることが原因で発生します。
これにより、とくに新しいバージョンのドライバーを使用している場合に、UE5.5のパフォーマンス低下やクラッシュを引き起こすと説明されています。
UE5.5において不具合を解消するためには修正パッチの適用が必要です。なお、UE5.6以降のバージョンでは不具合が修正される予定とのこと。
詳細はEpic Developer Communityをご確認ください。
「Tech Note: Fix for PSO Management Issue on Nvidia Hardware in Unreal Engine 5.5」Epic Developer Community