この記事の3行まとめ
- thePIXEL、クリエイター育成プログラム「ピクセルアートの学校」第2シーズンの開始を発表
- ピクセルアートを職業として続けるためのスキル習得などを目的としたプログラム
- 昨年実施された同プログラム第1シーズンの講義動画がYouTubeにて無料公開中。6月末まで視聴できる
thePIXELは2025年5月26日(月)、同社が主催する教育プログラム「ピクセルアートの学校」第2シーズンの開始を発表しました。
併せて、2024年に行われた同プログラム第1シーズンの講義動画がYouTubeにて無料で公開されました。公開期間は2025年6月末までとされています。
📢#ピクセルアートの学校 第2シーズン開講記念!
第1シーズンの全10講座を、期間限定で無料公開中!https://t.co/kgJIYRrZru
①OPトーク
②APO+ @APO_PLUS_
③たかくらかずき @_takakurakazuki
④hako生活 @clrfnd
⑤前田高志 @DESIGN_NASU
⑥服部グラフィクス @hattori2000
⑦重田佑介 @y4geta… pic.twitter.com/nNRGSC53W0
— the PIXEL SCHOOL (@thePIXEL_SCHOOL) May 26, 2025
📢#ピクセルアートの学校 第2シーズン開講記念!
第1シーズンの全10講座を、期間限定で無料公開中!https://t.co/kgJIYRrZru
①OPトーク
②APO+ @APO_PLUS_
③たかくらかずき @_takakurakazuki
④hako生活 @clrfnd
⑤前田高志 @DESIGN_NASU
⑥服部グラフィクス @hattori2000
⑦重田佑介 @y4geta… pic.twitter.com/nNRGSC53W0
— the PIXEL SCHOOL (@thePIXEL_SCHOOL) May 26, 2025
「ピクセルアートの学校」は、ピクセルアートを職業として続けていくために必要なスキルの提供などを目的とするクリエイター育成プログラム。
2024年に実施された第1シーズンでは、ピクセルアートによる風景画の描き方といった知見を語る講義や、インディーゲームを完成させて発表するまでの全体像を紹介する講義など、全10講義が実施されました。
(画像は「ピクセルアートの学校」特設ページより引用)
第1シーズンの講義のうち「第1ステージ」と「ファイナルステージ」のアーカイブ動画はすでに公開されていましたが、このたび新たに「第2~9ステージ」までのアーカイブ動画8本が公開されました。各動画のリンクは以下の通り。
第2シーズンの講義は全10回で、2025年6月21日(土)から2026年3月14日(土)の期間にわたり実施されます。
また、第2シーズンのプログラムはより具体的なキャリア形成を実現するべく構成されており、実務的なスキルの教授や進路相談などが行われるほか、優秀な成績を収めた受講生にオープンスタジオを1年間使用できる権利を与えるといった支援が施されます。
受講料は、第1回(オリエンテーション)および第9回(公開プレゼンテーション)は無料、第2~8回は各2,500円(税込)。受講チケットはPeatixより購入できます。
実施形式は、第1回・第9回はShibuya Sakura Stageの4階「404 Not Found」イベントスペースを会場とした現地開催、第2~8回はZoomによるオンライン開催です。
詳細はプレスリリースや「ピクセルアートの学校」特設ページをご確認ください。
プレスリリース「ピクセルアートの学校」特設ページ「SHIBUYA PIXEL ART」公式YouTubeチャンネル以下、プレスリリースからの引用です。
株式会社thePIXEL(所在地:東京都渋谷区、代表:坂口元邦)は、2025年6月より「ピクセルアートの学校(以下「本校」)」の第2シーズンを開講いたします。これを記念し、昨年実施された第1シーズン全10回分の講義アーカイブを、2025年6月末までの期間限定で無料公開いたしました。
▶︎アーカイブ視聴は こちら(YouTube)
あわせて、2025年6月21日(土)には、講師陣や関係者が登壇するオープニングトークイベントを実施します。本校の趣旨や構想を紹介するとともに、参加者同士の交流の場としてもご活用いただける機会です。
■ピクセルアートの学校とは
「ピクセルアートの学校」は、ピクセルアートを職業として継続していくためのスキルと機会を体系的に提供する、実践志向の教育プログラムです。第2シーズンでは「ピクセルアートを仕事にする」ことをテーマに掲げ、受講生が具体的なキャリア形成につなげられるよう構成されています。
実務スキルの獲得:ピクセルアートを生業としている講師陣による講義を通じて、技術的なノウハウのみならず、仕事として継続するための考え方や実務感覚を学びます。
キャリア形成支援:希望者には講師による個別メンタリングを実施。作品へのフィードバックから進路相談まで、個別のニーズに応じたサポートを提供します。
オープンスタジオの提供:優秀な成績を収めた受講生(1名想定)に対して、原宿にあるオープンスタジオを1年間利用できる権利を付与。継続的な制作活動とコミュニティ形成を支援します。
■ プログラム構成
第2シーズンでは、全10回の講義を以下の3つのテーマ別エピソードに編成し、ピクセルアートで「働く」ことの多様なあり方を探求します。
Episode 1. – 独立への道 –
個人でキャリアを築く方法や収益化の実践例に焦点を当てる
- ななみ雪(ピクセルアーティスト)
- 鈴木隆介(講談社/クリエイターズラボ)
- waneella(pixel artist)
Episode 2. – チームで生きる –
組織やプロジェクト単位での制作・マネジメントに関する視点を提供
- たかくらかずき(アーティスト)
- 日下一郎(株式会社ヒューガ 代表取締役)
Episode 3. – 長く続けるこつ –
創作活動を長期的に続けていくための工夫や哲学を共有
- BAN8KU(Pixel Artist)
- ヘルミッペ(ピクセルアーティスト)
- ten_do_ten(ピクセル・デザイナー。ピクセル・アーチスト。)
■ 講師陣(登壇順/敬称略)
坂口元邦(株式会社thePIXEL代表 / シブヤピクセルアート実行委員会 実行委員長)
18歳で渡米し、大学では美術・建築を専攻する傍ら、空間アーティストとして活動。帰国後は、広告業界で企業のマーケティングおよびプロモーション活動を支援。ゲーム文化から発展した「ピクセルアート」に魅了され、2017年に「SHIBUYA PIXEL ART」を渋谷で立ち上げ、ピクセルアーティストの発掘・育成・支援をライフワークとしながら、「現代の浮世絵」としての「ピクセルアート」の保管、研究、発展を行う「ピクセルアートミュージアム」を構想する。
Episode 1. - 独立への道 -
ななみ雪(ピクセルアーティスト)
主に女の子と風景を描き、日常を切り取ったようなどこか懐かしい空気感のある作風が得意。ループアニメーションを用いたMV等の映像作品も多数制作。企業とコラボしたアパレル商品やグッズの販売も行なっている。
鈴木隆介(講談社/クリエイターズラボ)
『週刊少年マガジン』『モーニング』等で漫画編集者として働き、書籍編集、営業を経て現在クリエイターズラボ所属。
waneella(pixel artist)
Was born in 1993 in Moscow, Russia. Studied in Gerasimov institute of Cinematography and got a Specialist degree in computer graphics art and animation. Making pixel art since 2013. Since 2017 works as a background artist in game development and animation (Nickelodeon, Cartoon Network, Valve, WayForward, Marvel, Soyuzmultfilm etc.)
Episode 2. - チームで生きる -
たかくらかずき(アーティスト)
1987 年生まれ。東京造形大学大学院修士課程修了。ビデオゲームとピクセルアート、VR、NFT、AI などのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美 術のルール書き換え、デジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している。主な展示に、現在 GINZA SIX エントランス展示「ハ イパーマン・バン・ゴ・オー (2025)」、BUG での企画 / 展示「キャラクター・マトリクス (2024)」、山梨県立美術館での個展「メカリアル (2023)」。そのほか足利市立美術館、SusHi Tech Square、NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、台北での個展、NY やメキシコでの展示など。2025 年に山梨県立美術館に作品収蔵。
日下一郎(株式会社ヒューガ代表取締役社長)
1968年生まれ。横浜国立大学卒
1991年 講談社コミックアフタヌーン四季賞
1992年 株式会社セガ・エンタープライゼス(当時)入社後「セガガガ」「鉄腕アトム アトムハートの秘密」など、業務用、家庭用ゲーム開発に多く携わる。
2014年 独立。株式会社ヒューガ設立
Episode 3. - 長く続けるこつ -
BAN8KU(Pixel Artist)
パノラミックでポップな作品で自主作品のみならず企業やイベントとのプロジェクトも積極的に行う。主な仕事に ゆず×渋谷PARCO・MIXI GROUP Office Entrance LED Signage・東急街びらき・109・不二家・googleplay・Eテレ番組など。 いつもピクセルの事を考えています。
ヘルミッペ(ピクセルアーティスト)
Pixel artの「ミクセル」手法を中心に、広告や店舗内装、アパレル、作品制作などを行う。
ten_do_ten(ピクセル・デザイナー。ピクセル・アーチスト。)
点が点を点々とピクセル・デザインする、
ジャパニーズ・ピクセル・デザイナー。
武蔵野美術大学在学中より松本弦人氏に師事。
1995年デラウエアに参加。2001年脱退。
2001年、9.11以後、ウェブサイト「ten_do」をスタート。
ピクセルを自在にあやつるピクセル・デザイナーとして、
ドメスチックに、セクシ~に、クラフティに、
クレイジ~に、ストイックに、日々、点々点々デザイン中。
国内でのデザイン、コラボレーションワークの他、
海外でのクライアントワーク・エキシビジョンにも多数参加。
TASCHEN Graphic Design for the 21st Century 100人の1人に選出。
■ 開催概要
※タイトルや内容は変更になる場合がございます。
■ 株式会社thePIXELとは
thePIXELは、東京・渋谷を拠点にアーティスト、プログラマー、批評家、コレクターをゆるやかに繋ぐピクセルクリエイターのコミュニティです。thePIXELの真の目的は、個々の感性や思想、技術や技法を共有しながら学び合うことで、現代における「ピクセルアート」の価値を育て、その価値と系譜を後世に残すことです。thePIXELは、2017年より毎年開催されるピクセルアートの芸術祭『シブヤピクセルアート』を起点にコミュティを構築し、ゲーム、アート、ファッションなど、あらゆる産業と接続しながら数々のプロジェクトを行なっています。
公式サイト:https://thepixel.jp/
■ 404 Not Foundとは
Shibuya Sakura Stage4Fに7月にオープンするインディクリエイターのためのクリエイション拠点です。ゲーム、アート、音楽、フードなど様々なカルチャー領域で活動するインディクリエイターの聖地を目指し、展示イベントやワークショップ、音楽ライブや期間限定レストランなど、多様な企画を開催する中で、クリエイターの創作活動の支援やクリエイター同士の共創の機会を創出していきます。約150㎡のフロアには幅10m超のLEDが設置されたイベントスペース、物販・カフェスペース、キッチン&レストランスペース、配信スタジオが展開され、クリエイターのジャンルにとらわれない創作活動を実現していきます。
公式サイト:https://www.404shibuya.tokyo/
■ Shibuya Sakura Stageとは
Shibuya Sakura Stageは、今年7月に全面開業予定の渋谷の新たな次世代型ランドマークとして注目を集める複合施設です。渋谷駅に隣接し、代官山や恵比寿へのアクセスもよい桜丘エリアの約2.6ヘクタールの敷地に広がるこの施設は、オフィス、商業施設、住居などから構成されており、多様な世代が住み、訪れる、活力のあるまちを目指します。
公式サイト:https://www.shibuya-sakura-stage.com/