この記事の3行まとめ
- モノリスソフト、『USD・MaterialXを使用したインテリアマップシェーダー』と題した記事を公開
- さまざまなDCCツールで共有可能な3Dシーンを、OpenUSDやMaterialXで作る方法を解説
- Houdiniで作成したインテリアマッピングをUSDファイルで出力し、Mayaで読み込む手順を紹介している
モノリスソフトは2024年7月1日(月)、『USD・MaterialXを使用したインテリアマップシェーダー』と題した記事を、同社の技術ブログにて公開しました。
同記事は、異なるDCCツール間で共有可能な3Dシーンを「Universal Scene Description(OpenUSD)」や「MaterialX」で作成する手順を紹介しています。
(画像はモノリスソフト技術ブログより引用)
OpenUSDはPixar Animation Studiosが提供する、さまざまなDCCツール間で3Dシーンを共有できるファイルフォーマットです。また、MaterialXはAcademy Software Foundationが提供する、異なるDCCツールやレンダラーで共有可能なマテリアルの規格です。
いずれもApache License 2.0のもと、オープンソースで公開されています。
「Universal Scene Description」GitHubリポジトリ「MaterialX」GitHubリポジトリこれらのライブラリを利用することで、単一のツールに限定せず、幅広い環境に対応する3Dシーンの作成が可能です。
本記事では、Houdiniで作成したインテリアマッピングをUSD形式で出力し、Mayaで読み込む手順について解説しています。
Houdiniで作成したUSD形式の3Dシーン(左)を、Maya(右)で読み込むことが可能(画像はモノリスソフト技術ブログより引用)
記事中では、立方体のメッシュにCubemap Textureの背面を取り除いたテクスチャを適用することで、ビル内の部屋を表現しています。
その後、MaterialXを用いてシェーディングネットワークを作成し、完成した3DシーンをUSD形式で出力します。
Houdiniから出力したメッシュ情報(左)と、MaterialXで作成したシェーディングネットワーク(右)のUSDファイル(画像はモノリスソフト技術ブログより引用)
記事後半では、Mayaで読み込んだUSDファイルが正常にレンダリングされるか確認する手順が述べられています。
詳細はモノリスソフトの技術ブログをご確認ください。
『USD・MaterialXを使用したインテリアマップシェーダー』モノリスソフト技術ブログ