この記事の3行まとめ
2024年3月21日(木)、Epic Gamesは世界最大級のゲーム開発者向けカンファレンス「Game Developers Conference 2024」で行われた講演「State of Unreal」にて、『フォートナイト』クリエイティブとUnreal Editor for Fortnite(以下、UEFN)の新機能・新要素について発表しました。
クリエイティブとUEFNの新機能、新要素は以下の通りです。
レゴ®と『Rocket Racing』の島を制作可能に
クリエイティブとUEFNがレゴの島の制作に対応
『レゴ フォートナイト』と同様に、レゴ専用の小道具、消耗品、アイテムなどを使ったオリジナルのレゴの島を、クリエイティブとUEFNで制作できるようになりました。
レゴの島の中では、『レゴ フォートナイト』上と同じプレイヤーキャラクターを使用可能。制作用のテンプレートは「ホームビルダー」「障害物コース」「ミュージックコンサート」「スターター島」の4つが用意されています。
レゴの島を制作するには、島クリエイタープログラムへの参加に加え、追加の規約に同意する必要があります。また、レゴの島におけるエンゲージメント配当の15%は、The LEGO Groupに分配されます。
詳細は、こちらをご確認ください。
『Rocket Racing』の島を制作するテンプレートプロジェクトや仕掛けが追加
UEFN上でオリジナルの『Rocket Racing』の島を制作できるようになりました。
UEFNには、『Rocket Racing』の島のベースとなる2つのテンプレートプロジェクトが追加されています。専用の車両をスポーンする「Rocket Racing 乗り物スポナー」や、トラックの作成とカスタマイズを行う『「Rocket Racing」トラックの仕掛け』、ゲームモードやラップ数を設定する「レースマネージャーの仕掛け」など、新たな仕掛けも導入されました。
詳細は、こちらをご確認ください。
UEFNがMetaHumanをサポート
UEFNが、フォトリアルな人間の3Dモデルを制作するフレームワーク「MetaHuman」を正式にサポートしました。
MetaHuman Creator
「MetaHuman Creator」は、MetaHumanのプリセットキャラクターをベースにオリジナルの3Dモデルを作成するアプリケーションです。
髪型や目、メイク、歯などの項目を調整し、多様多種な顔とフェイシャルアニメーションを作成できます。
作成したMetaHumanキャラクターは、UEFNから起動できる「MetaHuman Importer」経由でインポートし、仕掛け「NPCスポナー」によってNPCとして利用できます。
MetaHuman Animator
「MetaHuman Animator」は、iPhoneやヘッドマウントカメラでキャプチャした映像を、MetaHuman用のフェイシャルアニメーションに変換するアプリケーションです。
作成したフェイシャルアニメーションは、MetaHumanキャラクターだけでなくフォートナイトのキャラクターにも適用できます。
Marvelous Designerのライセンスを無料で1年間利用可能
4月下旬にリリース予定のUnreal Engine 5.4では、Marvelous DesignerとCLOが統合。統合されたMarvelous Designerで制作した衣装はUEFNのプロジェクトにインポートできます。
UEFNのクリエイターは、Marvelous Designerのライセンスを無料で1年間利用できるようになります。ライセンス登録の申請開始は4月後半に予定されているとのこと。
詳細はこちらをご確認ください。
以上のほかにも、5月には『Fall Guys』のアセットやアニメーション、ジェリービーンズがUEFNに追加されることがアナウンスされています。
また、Epic Gamesは『フォートナイト』の開発をUEFNとVerseに移行するといい、2025年末までにUEFNで開発された『フォートナイト』バトルロイヤルの最初のシーズンをリリースする予定としています。
今回行われた発表の詳細は、こちらをご確認ください。
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