ユーザーの声を自動監視・AI分析するツール「Oreo」、無料プランを新設。Xだけでなく、Steamの投稿も監視対象に追加可能

2024.03.14
ニュースAI
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • ユーザーの投稿を自動監視するツール「Oreo」がアップデート、フリープランが導入
  • X専用ツールだったが、Steamの投稿も監視できるように
  • 自動通知先に、Slackに加えてChatworkとMicrosoft Teamsも追加された

AIQVE ONE(アイキューブワン)は2024年3月12日(火)、SNS自動監視ツール「Oreo(オレオ)」の機能をアップデートしました。

Oreo」は、SNSの投稿を24時間体制で自動監視し、指定したワードの投稿数や投稿内容を調査し、AI分析できるツール。ゲームをリリースした後の反応を、効率よく調査するといった用途で活用可能です。

従来、監視対象はXだけでしたが、今回のアップデートによりSteam(Steam App ID)に対するユーザーの投稿も監視できるようになりました。

事前にワードごとにスコア(点数)を設定しておくと、ポジティブ/ネガティブなどのグループごとに投稿を一覧表示できる

期間別に投稿数の推移を表示。ポジティブ/ネガティブの比率を計測できる。XとSteamのプラットフォーム別に表示も可能

本ツールは、不具合など緊急度の高い投稿を発見した際、自動で通知を送るチャット連携機能が搭載されています。従来の対応サービスはSlackでしたが、今回新たにChatworkMicrosoft Teamsが追加されました。

さらに、本ツールは有料プランのみ提供されていましたが、月額利用料が無料のフリープランも導入されました。

料金プランごとに利用可能な機能や制限が設けられている。チャット連携機能など、有料プランでのみ利用できる機能も存在する

詳細はプレスリリース公式サイトをご確認ください。

プレスリリース「Oreo」公式サイト

以下、プレスリリースからの引用です。


 

「品質管理に、革命を。」を理念に、ゲームのテスト自動化などの品質管理事業を展開するAIQVE ONE(アイキューブワン)株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山崎太郎、以下AIQVE ONE)は、スマートフォンゲームやWeb のアプリケーションユーザーがSNSに投稿した感想・意見を自動で収集し、AIが分析するSNS自動監視ツール「Oreo(オレオ)[Our reaction observation tool]」の機能をアップデートしました。月額0円のフリープランから簡単に導入可能、X だけでなく Steam の投稿も監視対象に追加し、不具合通知のチャットツールは Slack / Chatwork / Microsoft Teams に対応しました。アップデートに伴いロゴおよびサービスサイトをリニューアルし、スムーズに「Oreo」を導入いただけるよう、機能や使い方についてご紹介しています。

SNS自動監視ツール「Oreo」:https://oreo-aiqveone.net/

人力のエゴサーチには限界がある

ゲーム・アプリのリリース後やイベントの実施後などに、SNSのリアルな反応から課題を見つけ、サービスの改修や今後への改善に役立てることは、サービス運用において非常に重要です。また、リリース時にバグをゼロにすることは難しく、ユーザーによるSNSの投稿で、不具合やバグを知ることも多々あります。

一方で、SNSを24時間365日人力で監視するのは非効率であり、タイムラグや漏れ・重複が発生してしまいます。「人的コストを削減して、SNS監視業務を効率化したい」というお客様からの声により開発したのがSNS自動監視ツール「Oreo」です。

自動収集とAIによる分析で速やかに不具合を検知

ダッシュボード画面

「Oreo」は、サービスに関するユーザーの感想や意見をリアルタイムで把握でき、ユーザー動向や市場動向の把握、スピード感を持ったサービス改善、バグの修正対応等が可能です。自動で24時間、検索漏れなく正確に収集・分析を行うことで、複数のSNSに投稿された膨大なデータを手作業で一つ一つ検索してリストアップする人的コストの削減を実現します。

より導入しやすい機能およびプランにアップデート

①監視対象にSteamを追加

今回のアップデートにより、Xのみを対象とした監視からSteamが追加されたことで、より幅広いユーザーの意見を収集できるようになり、炎上のリスクを回避しながらサービス品質向上のための運用が可能になります。

②自動通知をChatwork / Microsoft Teams に対応

緊急度の高い投稿が発見された際は、チャットツールに自動で通知を飛ばすことができ、Slack だけでなく Chatwork / Microsoft Teams にも対応しました。不具合を早期発見することで機会損失を防げます。

③フリープランを導入

より手軽にSNS自動監視ツールをご活用いただきたいという思いから、無料で導入が可能になりました。料金プランごとにご利用いただける機能を区分けしており、お問い合わせの手間をかけずスムーズにサービスをご利用いただけます。

料金プラン

Oreoの特徴

緊急度の高い投稿を自動でチャット通知

投稿を収集・分析したレポート画面

投稿に含まれるワードをスコアリングしておくことで、「ポジティブ」「ネガティブ」「バグ」などのグループに自動でカテゴライズし、緊急度の高い投稿があった場合はチャットで通知することができます。例えば、「クラッシュする」「落ちる」などのワードにスコアを加算しておけば、いち早く重大な不具合を検知します。

AIによる画像判定で高精度の分析を実現

AIがあらかじめ学習した画像によって、関連性の低い画像の投稿を排除し、目的の投稿を絞り込むことができます。テキストだけではなく画像もあわせて分析することでノイズを減らし、より精度の高い分析を実現します。

サービスサイト

SNS自動監視ツール「Oreo」:https://oreo-aiqveone.net/

AIQVE ONE株式会社について

AIQVE ONEは、「品質管理に、革命を。」という理念のもと、ソフトウェアテスト理論に基づいた確かな品質分析と、独自開発した自動化ツールを用いたテストの効率化による、今までにない革新的な品質管理サービスをご提供しています。

会社名  :AIQVE ONE株式会社
代表者  :代表取締役社長 山崎 太郎
所在地  :東京都千代田区神田三崎町2-4-1 TUG-Iビル9F
事業内容 :AI技術を活用したソフトウェア品質保証事業
会社HP  :https://www.aiqveone.co.jp/
ブログ  :「次世代ゲームテスト研究所」 https://blog.aiqveone.co.jp/
Facebook :https://www.facebook.com/AIQVEONE
X     :https://twitter.com/AIQVE_ONE
YouTube :https://www.youtube.com/@AIQVEONE_Inc.

※会社名・製品名・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

関連記事

Razer、内蔵ファンで加熱・冷却するゲーミングチェアや、AIによるリアルタイムのゲームコーチング機能などを発表
2025.01.09
NVIDIA、ニューラルレンダリング技術群「NVIDIA RTX Kit」を発表。AIを活用したテクスチャ圧縮機能が搭載されたほか、レイトレーシングでは従来の100倍のパフォーマンスを発揮
2025.01.08
NVIDIA、「マルチフレーム生成」を導入したAIアップスケーリング技術「DLSS 4」を発表。入力遅延の解消に役立つ「Reflex 2」も
2025.01.08
NVIDIA、GPU「GeForce RTX™ 50」シリーズを発表。「RTX 5070」「RTX 5070 Ti」「RTX 5080」「RTX 5090」の4モデル展開で、1/30から順次発売
2025.01.07
「PS5 Pro」のGPUに盛り込んだ技術を解説するYouTube動画、SIEが公開。超解像技術「PSSR」の開発過程や、未来に向けたAMDとのさらなる連携も紹介
2024.12.19
AIによるプログラミング支援ツール「GitHub Copilot」に無料プランが登場。チャットボット「GitHub Copilot Chat」はブラウザ上で無料使用が可能に
2024.12.19

注目記事ランキング

2025.01.16 - 2025.01.23
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

法線
ホウセン 頂点がどの方向に向いているのかを決定するベクトル情報。ライティング情報を受けて、どのような方向に陰影を作リ出すかを決定する処理に利用する。 マテリアル内で、計算やテクスチャ情報により法線をコントロールすることで、メッシュそのものを弄らずに立体感を出すことが可能。 面の表裏を表す面法線もある。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!