凝視や照明のために撮影現場で何度も撮り直す必要なし。「MetaHuman Animator」を使用して作られた短編映画『Blue Dot』の制作解説記事をEpic Gamesが公開

2023.10.06
ニュース3DCGアンリアルエンジン
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この記事の3行まとめ

  • 短編映画『Blue Dot』の制作を解説する記事が公開
  • MetaHuman Animatorを使用して作られた映画
  • アンリアルエンジン上で凝視のカットやライティングを調整

Epic Gamesは、2023年6月にYouTube上に公開した短編映画『Blue Dot』の制作について解説する記事を、自社の運営するUnreal Engine公式ブログにて公開しました。

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YouTube『Blue Dot: A 3Lateral Showcase of MetaHuman Animator』。映画の制作にMetaHuman Animatorを使用

『Blue Dot』は、Epic Gamesの子会社「3Lateral」によって制作された短編映画です。映画の制作にはMetaHuman Animatorが使用されており、俳優ラシャ・ブコヴィッチ氏の演技をキャプチャーしてつくられたフェイシャルアニメーションが使われています。

画像はUnreal Engine公式ブログより引用

MetaHuman Animatorは、iPhoneやヘッドマウントカメラで顔を撮影すると、自動で対象の表情や口の動きをフェイシャルアニメーションに変換できるツール。先日から、チュートリアル動画がYouTubeにて公開されています。

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Unreal Engine公式ブログで公開された記事は、『Blue Dot』の制作の際に使われた手法やツールの利点などを画像と映像付きで解説するというもの。撮影後にもアンリアルエンジン上でライティングの設定を自由に行えることや凝視のカットの目の動きを微調整できることなどがスタッフの言葉とともに紹介されています。

本格的な撮影機器が必要なく、iPhoneとPCさえあれば誰でも映像作品が作れるということがMetaHuman Animatorの利点の1つだとして記事を締めくくっています。なお、MetaHuman Animatorのサポート機種は、iPhone 12以降のものとなっています。

記事の本文はこちらをご確認ください。

動画はUnreal Engine公式ブログより引用

動画はUnreal Engine公式ブログより引用

また、YouTubeにてメイキング映像も公開されています。興味のある方はこちらもご確認ください。

YouTube『Behind the Scenes on MetaHuman Animator Showcase ‘Blue Dot’ | Spotlight | Unreal Engine』

Blue Dot の舞台裏:MetaHuman Animator がシネマティックスにもたらす驚きの忠実度|Unreal Engine公式ブログ

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