NVIDIA、Unreal Engine 5.2用の「DLSS 3」プラグインを公開。AIで高画質かつ高フレームレートを実現する技術

2023.06.23
ニュースAIアンリアルエンジン
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この記事の3行まとめ

  • NVIDIA、Unreal Engine 5.2に対応した「DLSS 3」のプラグインを公開
  • ゲームの画質とフレームレートを高める技術
  • 「DLSS 超解像度」「NVIDIA Reflex」「オプティカルマルチフレーム生成」を組み合わせて動く

NVIDIAは、AIを使ったアップスケーリング技術「DLSS 3」のUnreal Engine 5.2(以下、UE5.2)向けプラグインを公開しました。

DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、GeForce RTX GPUのTensorコアでAIを活用し、低解像度の画像をアップスケールするための技術です。

その最新世代であるDLSS 3は、GeForce RTX 40シリーズで動作。アップスケーリング技術「DLSS 超解像度」、マウスなどの入力遅延を軽減する「NVIDIA Reflex」、そして中間フレームを自動生成する「オプティカルマルチフレーム生成」を組み合わせて動き、ゲームのパフォーマンス向上に寄与します。

(画像はDLSS 3発表のニュース記事より引用)

2021年2月には、DLSS 超解像度のプラグインとNVIDIA ReflexがUEで利用可能になりましたが、今回はUE5.2に対応したDLSS 3のパッケージが公開されました。これにはDLSS 超解像度、NVIDIA Reflex、オプティカルマルチフレーム生成などのプラグインがまとめて収録されています。

なお、今回のパッケージはUE5.2のみをサポート。UE4.27/5.0/5.1でオプティカルマルチフレーム生成を利用するには、エンジンに手を加える必要があります。

詳しい手順は、ダウンロードページでDLSSエンドユーザーライセンス契約を確認後、「Streamline/DLSS Frame Generation for UE 5.1, 5.0, 4.27 Download」からダウンロードできるガイドを参照してください。

今回の発表については、NVIDIAのニュースリリースブログ記事をご確認ください。

ニュースリリースブログ記事ダウンロードページ

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