3Dアニメーションキャラクターに自分で性格を設定してチャットできる!Google’s Partner Innovationチームが『Talking Character』を開発

2023.05.18
ニュースAI
この記事をシェア!
twitter facebook line B!
twitter facebook line B!

この記事の3行まとめ

  • Google’s Partner Innovationチーム、3Dアバタービルダーのテンプレート『Talking Character』を発表
  • キャラクターに対して性格・バックストーリー・ナレッジベースを設定でき、3Dキャラクターと自然言語での対話が可能
  • GitHubにプロジェクトが公開中

2023年5月16日、Google’s Partner Innovationチームはカスタマイズ可能な3Dアバタービルダーのテンプレート『Talking Character』を開発しました。

Talking Character』はボイスチャットベースのWebアプリケーションで、ユーザーは3Dキャラクターに人格などを設定し、その3Dキャラクターと会話を楽しむことができます。

このプロジェクトはGitHubで公開されています。

画像はGitHubより引用

Talking Character』は、その実装にLLM(大規模言語モデル)と既存のGoogle APIやテクノロジーを使用しています。たとえば、会話の実装には大規模言語モデルのPaLMが使われています。

Talking Character』のプロンプト構造の概略(画像はGoogle for Developersブログより引用)

Talking Character』では、キャラクターに対して性格・バックストーリー・ナレッジベースを設定できます。Google for Developersブログでは、犬の「バディ」というアバターに人懐っこいキャラクターを設定した例を紹介しています。

返答を生成している間は、キャラクターが考え込んでいるような表情をする(画像はGoogle for Developersブログより引用)

同プロジェクトでは、メタバースを楽しめるスマートフォンアプリ『ZEPETO』のアバターを50以上のブレンドシェイプで検証したとのこと。『Talking Character』の技術は、メタバースのみならずビジネスや教育、ゲームなど様々な分野で活用できるとしています。

画像はGoogle for Developersブログより引用

記事では、アプリケーションのより詳しい仕組みについても語られています。記事本文はこちらをご確認下さい。

『Powering Talking Characters with Generative AI』Google for Developers『talking-character』GitHub

関連記事

AIはイテレーションを回すために活用すべし!中割りの生成やリアルなエフェクトのアニメ調変換など、エフェクト制作へのAI活用を模索したR&Dの苦労と展望をインタビュー【CAGC2024】
2024.04.16
AIによる高解像技術「XeSS 1.3」、Intelがリリース。AIモデルの改善などによりパフォーマンスが向上し、ゴーストやモアレも軽減
2024.04.10
Adobe Substance 3Dアプリ、「Firefly」の生成AI機能が導入。テキストからテクスチャ・背景を生成できる
2024.03.20
ユーザーの声を自動監視・AI分析するツール「Oreo」、無料プランを新設。Xだけでなく、Steamの投稿も監視対象に追加可能
2024.03.14
Unity Museのテクスチャ生成機能のAIモデルがアップデート。石畳や木材がより精細に、奥行きも表現
2024.03.09
実写映像を3Dアニメーション化するAIツール「Wonder Studio」にUEエクスポート機能追加。カメラやキャラクターアニメーションなどの要素に分解も可能
2024.02.16

注目記事ランキング

2024.04.16 - 2024.04.23
1
【2022年5月版】今から始めるフォートナイトの「クリエイティブ」モードープレイ開始から基本的な操作方法まで解説
2
『フォートナイト』で動く本格的なゲームが作れるツール「UEFN」とは?従来のクリエイティブモードから進化したポイントを一挙紹介!
3
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧
4
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.1「アイテム系」
5
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.5「島の設定」
6
【CHALLENGE1】「クリエイター ポータル」を使って、UEFNで作成した島を世界中に公開する
7
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.2「ユーティリティ系」
8
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part1
9
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.6「チーム・対戦系」Part1
10
フォートナイトとUEFNがv29.20にアップデート。見下ろし視点でもプレイヤーキャラクターの向きを操作できるようになった
11
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.4「ゲームシステム系」
12
『フォートナイト』で建築ビジュアライゼーション!?UEFNでオリジナルの世界観をどう作り上げたか、その手法を解説【UNREAL FEST 2023 TOKYO】
13
【CHALLENGE3】UEFNの機能「ランドスケープ」を使ってオリジナルの地形を作る
14
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part2
15
UEFNで使えるプログラミング言語「Verse」のノウハウが集結。『UEFN.Tokyo 勉強会 03 Verse Night』レポート
16
フルカラー書籍「UEFN(Unreal Editor For Fortnite)でゲームづくりを始めよう!」、ついに本日発売!全国書店で好評発売中!
17
【STEP2】UEFNの基本的な使い方を覚えよう
18
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.3「プレイヤー系」
19
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part2
20
まるで『マイクラ』?ボクセル地形を生み出す無料アセット「VoxelPlugin Free」で”地形を掘ったり積み重ねたり”して遊んでみよう
21
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part1
22
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part1
23
【CHALLENGE2-1】フレンドと一緒にゲームを作ろう――UEFNプロジェクトをチームメンバーとリアルタイムで共同編集する
24
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.8「ゾーン系」
25
「UEFN」って実際どうなの? 編集部が3時間で「みんなで遊べるアクションゲーム(?)」を作ってみた
26
【STEP4-1】コース外に出たらデスする仕組みを作る
27
【STEP4-2】リスポーンとチェックポイントの仕組みを作る
28
フォートナイトとUEFNがv26.30にアップデート。ロビー画面が一新され、クリエイターが島ごとにロビー背景を自由にカスタムできるように
29
フォートナイトとUEFNがv29.00にアップデート。Verse上でセーブデータが定義可能になったほか、ポストプロセスを制御する仕掛けが登場
30
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part2
VIEW MORE

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

法線
ホウセン 頂点がどの方向に向いているのかを決定するベクトル情報。ライティング情報を受けて、どのような方向に陰影を作リ出すかを決定する処理に利用する。 マテリアル内で、計算やテクスチャ情報により法線をコントロールすることで、メッシュそのものを弄らずに立体感を出すことが可能。 面の表裏を表す面法線もある。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!