Unreal Engine 5.2リリース。効率よくワールドを制作できる「プロシージャル コンテンツ生成フレームワーク」、マテリアル作成の実験機能「Substrate」が追加

2023.05.12
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この記事の3行まとめ

  • Epic GamesがUnreal Engine 5.2をリリース
  • 広大なワールド制作を効率化する「プロシージャル コンテンツ生成フレームワーク」や、マテリアル作成に関する「Substrate」が登場
  • バーチャルプロダクションの強化やML デフォーマの新サンプルも追加された

Epic Gamesは、Unreal Engine 5.2.0(以下、UE5.2)をリリースしました。本リリースにはツールセットの拡張および追加機能のほか複数のバグ修正が含まれており、 Apple Siliconのネイティブサポートも追加されています。

なお、本バージョンはEpic Game Launcherからインストール可能です。

UE5.2にはプロシージャルコンテンツ生成フレームワーク(PCG)早期版が新たに追加されており、大規模なワールド制作をさらに効率的に作成できるようになるとのこと。

プロシージャル コンテンツ生成フレームワークの例。本フレームワークにはインエディタ ツールと実行時コンポーネントが含まれており、ランタイム コンポーネントはゲーム内または他のリアルタイム アプリケーション内で実行可能(画像はUnreal Engine公式ブログより引用)

また、オブジェクトのルックをより細かく制御可能なマテリアル作成に関する機能「Substrate」も追加されています。

本機能は、UE5.1では「Strata(ストラータ)」の名称で早期テスト版としてリリースされていたもの。Substrateを有効化すると、シェーディングモデルの固定スイートが表現力の高いモジュール式のフレームワークに置き換わります。

「メタル上の液体」や「クリアコート上のダスト」といったレイヤー化された表現に強みを持ちますが、UE5.2でも実験機能として位置付けられているため、実際のプロダクションでの使用は推奨されません。

Before
After

このほかにも、バーチャルプロダクション ツールセットの強化ML デフォーマ(機械学習デフォーマ)の新サンプルが追加されました。

ML デフォーマ サンプル(画像はUEマーケットプレイスから引用)

詳しい情報は、Unreal Engineの公式ブログやUE5.2の公式リリースノートをご確認ください。

Unreal Engine 5.2 リリース発表ページUnreal Engine 5.2 リリースノート

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