フォートナイトがUnreal Engine 5.1に移行。Nanite、Lumen、仮想シャドウマップ、テンポラル スーパー解像度に対応

2022.12.05
ニュースフォートナイトアンリアルエンジン
この記事をシェア!
twitter facebook line B!
twitter facebook line B!

この記事の3行まとめ

  • Unreal Engine 5の多数の機能をUnreal Engine 5.1を通じ、フォートナイト バトルロイヤルに搭載
  • Nanite、Lumen、仮想シャドウマップ、テンポラル スーパー解像度が利用可能に
  • PlayStation 5、Xbox Series X|S、クラウドゲーミング版のフォートナイトで対応

Epic Gamesは、フォートナイト バトルロイヤル チャプター4 シーズン1リリース、およびUnreal Engine 5の多数の機能をUnreal Engine 5.1を通じて搭載したことを発表しました。

今回のアップデートにより、NaniteLumen仮想シャドウマップテンポラル スーパー解像度ど、Unreal Engine 5の機能がフォートナイトのバトルロイヤルで利用可能になりました。

各機能の概要は以下の通り。

Nanite

ポリゴン数の制限なく高密度なオブジェクトをリアルタイムに扱うシステムです。 樹木はそれぞれ300,000ポリゴンほど、建築物は数百万のポリゴンでレンダリングされており、建築物や自然の風景を高精細に映します。

Lumen

リアルタイムでの自然なライティング表現を可能にするシステムです。 光沢のある素材や水面における高品質のレイトレーシング反射や、絨毯の赤色がコスチュームに反射するなど、キャラクターが周囲のライティングの影響を受けるようになっています。

仮想シャドウマップ

非常に高解像度のシャドウマップをパフォーマンス、メモリ使用量を抑えつつ使用するシステムです。 この機能により、れんが、葉、そしてモデリングされたディテールは影を落とすようになり、キャラクター自身の影も極度に正確に描画されます。

テンポラル スーパー解像度(TSR)

プラットフォームに依存しないアップサンプリングシステムです。 低解像度でレンダリングしたものにアンチエイリアシングを行うことで、高品質なビジュアルを高フレームレートで実現します。

また、今回のアップデートを適用した画面の例示も公開されています。

(画像はニュースリリースより引用)

(画像はニュースリリースより引用)

(画像はニュースリリースより引用)

(画像はニュースリリースより引用)

Nanite、Lumen、仮想シャドウ マップ、テンポラル スーパー解像度は、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC、クラウドゲーミング版のフォートナイトで利用できます。ただし、PlayStation 5やXbox Series X|S版では、「120FPSモード」をオフにする必要があります。

そうした設定やOSのサポートに関するFAQ、その他の詳細は、ニュースリリースをご確認ください。

ニュースリリース

関連記事

トイロジック、UE4のRPC関数をベースにしたプレイヤー同期処理を解説。大規模オンラインゲーム『FOAMSTARS』に導入した管理の仕組み
2024.04.26
Unreal Engine 5.4がリリース。アニメーション関連の新機能「Modular Control Rig」の追加、「Motion Matching」の正式リリースなど
2024.04.24
UE6にはフォートナイト用の言語「Verse」が導入される?GDC 2024のVerse講演から見るアンリアルエンジンの今後
2024.04.22
オーディオミドルウェア「Wwise」のサウンドをUnreal Engineで再生。「書かれた通りに設定すれば必ず動作する」ガイド、Audiokineticが公開
2024.04.18
ヒストリア、日本で唯一「Unreal Engine サービス パートナー プログラム」で「ゴールド ステータス」を獲得。Epic Gamesが定める技術支援プログラム
2024.04.11
Adobe、「Substance 3D Connector」をオープンソースとして公開。Blender・Maya・3ds MaxやUE5・Unityなどの間でのアセット共有を目指す
2024.04.08

注目記事ランキング

2024.04.21 - 2024.04.28
1
【2022年5月版】今から始めるフォートナイトの「クリエイティブ」モードープレイ開始から基本的な操作方法まで解説
2
『フォートナイト』で動く本格的なゲームが作れるツール「UEFN」とは?従来のクリエイティブモードから進化したポイントを一挙紹介!
3
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧
4
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.1「アイテム系」
5
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.5「島の設定」
6
【CHALLENGE1】「クリエイター ポータル」を使って、UEFNで作成した島を世界中に公開する
7
フォートナイトとUEFNがv29.30にアップデート。すでに公開した島をプレイできないようにする機能が導入される
8
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part1
9
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.4「ゲームシステム系」
10
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.2「ユーティリティ系」
11
UEFNで使えるプログラミング言語「Verse」のノウハウが集結。『UEFN.Tokyo 勉強会 03 Verse Night』レポート
12
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.6「チーム・対戦系」Part1
13
まるで『マイクラ』?ボクセル地形を生み出す無料アセット「VoxelPlugin Free」で”地形を掘ったり積み重ねたり”して遊んでみよう
14
【STEP2】UEFNの基本的な使い方を覚えよう
15
フォートナイトとUEFNがv29.20にアップデート。見下ろし視点でもプレイヤーキャラクターの向きを操作できるようになった
16
『フォートナイト』で建築ビジュアライゼーション!?UEFNでオリジナルの世界観をどう作り上げたか、その手法を解説【UNREAL FEST 2023 TOKYO】
17
フルカラー書籍「UEFN(Unreal Editor For Fortnite)でゲームづくりを始めよう!」、ついに本日発売!全国書店で好評発売中!
18
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part1
19
【CHALLENGE3】UEFNの機能「ランドスケープ」を使ってオリジナルの地形を作る
20
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part2
21
【CHALLENGE2-1】フレンドと一緒にゲームを作ろう――UEFNプロジェクトをチームメンバーとリアルタイムで共同編集する
22
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.3「プレイヤー系」
23
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.8「ゾーン系」
24
「UEFN」って実際どうなの? 編集部が3時間で「みんなで遊べるアクションゲーム(?)」を作ってみた
25
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part1
26
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part2
27
【STEP4-2】リスポーンとチェックポイントの仕組みを作る
28
【STEP4-1】コース外に出たらデスする仕組みを作る
29
Epic Games、200を超えるフォートナイトの島クリエイターが年間10万ドル以上の配当金を得られると発表。島の「プレイ時間」が影響
30
【STEP3】オリジナルのアスレチックコースを作ろう
VIEW MORE

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ブループリント(Blueprint)
ブループリント
  1. 設計図。
  2. アンリアルエンジンにおいて、標準搭載されているビジュアルスクリプト言語。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!