SIEが「開発用ハードウェア貸し出しプログラム」を開始。対象はPlayStation 5開発用キットとテスト用キット各1台、申請には法人格が必要

2022.07.28
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は、公式ブログにてインディーゲーム開発者のためのPlayStation 5の開発用キットとPS5テスト用キットの貸与プログラムをスタートしました。

対象となる国・地域において、新たにライセンスを取得されたパブリッシャーおよびデベロッパーの皆さまに向けて、PlayStation 5の開発用キットとPS5テスト用キットをそれぞれ1台ずつお貸し出しいたします。なお、利用規約への同意が必要となります。*

引用 : PlayStation Indies:開発用ハードウェア貸し出しプログラム

これはPlayStationチームがインディーに対して「ゲーム開発の障壁をできる限り低くすること」を目的とした新しいプログラムとなります。

依然として法人化は必須

しかしながら、本プログラムを受けるためには、法人化が必須となります。開発機の貸与に申し込むには「パートナー登録」が必要であり、それには法人の登録が要求されています。

引用 : https://register.playstation.net/prerequisite

会社番号:例として、米国の場合はEIN、日本の場合は法人番号となります。

以下に挙げたような、すべての役員および役職者を確認できる法的な資格証明。

・会社設立証書

・最新の年次報告書/財務報告書

・国内における登記簿謄本またはこれらに相当する文書

引用 : https://register.playstation.net/prerequisite

日本国内のインディーゲーム開発者は法人格を持たないケースが圧倒的に多く、国内においては本プログラムの対象となる実際のインディー開発者があまり多くないであろう点がネックに感じます。ここは、今後のSIEの日本向け施策に期待したいところです。

参考:asobuによる67名の日本のインディー開発者アンケート

参考:asobuによる67名の日本のインディー開発者アンケート

SIE公式ブログはこちら

PlayStation Indies:開発用ハードウェア貸し出しプログラム

この記事は「IndieGamesJp.dev」の提供により掲載しています。
元記事URL: https://indiegamesjp.dev/?p=5990

関連記事

魔法を放つ感触が背中から振動で伝わる。ハプティクス機能付きゲーミングクッションなどの新製品をオンラインイベント「RazerCon 2024」で紹介
2024.10.04
「TickやCastを使用すべきでない」は本当?UEの“ベストプラクティス”に対するEpic Gamesスタッフの見解がEpic Developer Communityで公開
2024.10.04
Windows 11の大型アップデート「Windows 11 2024 Update」がリリース。「Copilot+ PC」向けのAI機能「Recall」「Click to Do」プレビュー版などが提供される
2024.10.03
メカニカルな“虫”のエネミー画像10種類が収録。GameMaker公式サイトで無料アセットバンドル『IDLE INSECTS RECHARGED』が公開
2024.10.03
フォートナイトとUEFNがv31.30にアップデート。装備中の武器モデルも画面内に映る「一人称視点」の仕掛けが実験的に導入された
2024.10.02
Unreal Engine 5.5 Preview 1がリリース。1,000個を超える動的なライトを動かせる「MegaLights」の導入や、モバイルゲーム開発機能も更新
2024.10.02

注目記事ランキング

2024.09.28 - 2024.10.05
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

レンダリング(Rendering)
レンダリング コンピューターグラフィックスにおける、各種データ(3Dモデルなど)をプログラムを用いて計算し、画像として表示すること。レンダリングを行うプログラムをレンダラー(Renderer)と呼ぶ。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!