Epic Gamesが『シン・ウルトラファイト』制作に関する解説記事を公開

2022.07.21
ニュースアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • 「シン・ウルトラファイト」制作におけるUnreal Engine活用に関する記事が公開
  • Live Link、Take Recorder、Virtual Cameraを活用し高速な制作を実現
  • 当時のキャラクタースーツを使わず「ウルトラファイト」特有の表現を追求

画像は「シン・ウルトラファイトでは、リアルタイム ツールによって 70 年代の怪獣 キャラクタースーツが変貌」(Epic Games)より引用
©2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 ©円谷プロ

Epic Gamesは、「シン・ウルトラファイト」の制作におけるUnreal Engineの活用について、スタジオブロス 代表取締役社長 金子 元隆氏への取材に基づいた解説記事を公開しました。

シン・ウルトラファイト」の制作にはUnreal Engineが全面的に使用されており、Live LinkTake RecorderVirtual Cameraといった機能が活用されています。金子氏は、収録直後に完成映像に近い状態のものをチェックできるなど、制作時間を短縮できることがUnreal Engineの利点の一つだと記事内で語っています。

画像は「シン・ウルトラファイトでは、リアルタイム ツールによって 70 年代の怪獣 キャラクタースーツが変貌」(Epic Games)より引用
©2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 ©円谷プロ

同作では、当時の独特でユーモラスな動きを再現するために、2か月かけて5つのモーションリグを作成したとのこと。これに加えて、Virtual Cameraを使用して撮影とリテイクを高速で行い、1日2エピソード分の収録が可能になったと語られています。

この他にもリアルな背景制作手法やエフェクトなど、制作全体でUnreal Engineが活用されています。詳細はインタビュー記事をご確認ください。

「シン・ウルトラファイト」Unreal Engine活用について

関連記事

「Unreal Engine Meetup in Shizuoka Vol.1」講演資料&動画が公開。静岡県が進めるデジタルツイン施策や、UE5で3D点群データの処理を自動化する手法など
2025.02.12
富士山をバーチャル上にそっくり再現!デジタルツインの活用アイデア満載の「Unreal Engine Meetup in Shizuoka Vol.1」参加レポート
2025.02.10
Unreal Engine 5.5.3がリリース。5.5.2で発生していた、スケルタルメッシュのオーバーライドが消失する問題を修正
2025.02.07
チーム対戦TPS『マーベル・ライバルズ』リアルタイムに空間接続するドクター・ストレンジの瞬間移動の実装手法。Epic Games、開発者インタビューを公開
2025.02.05
AMDによるオープンソースの超解像技術「FSR 3」、UE5.5に対応したプラグインが公開
2025.02.04
怪異蠢く街「九龍」をフォトリアルに描く『野狗子』カットシーン制作術。UEとMayaの連携を駆使したワークフロー【UNREAL FEST 2024 TOKYO】
2025.02.01

注目記事ランキング

2025.02.05 - 2025.02.12
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ブレンド(Blend)
ブレンド 2つ以上のものを混ぜ合わせることを意味する英単語。 ゲーム制作においても、2つ以上の要素を特定の割合によって合成することを示す。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!