【STEP4-1】コース外に出たらデスする仕組みを作る

2022.01.01
ゲームづくりの知識チュートリアルクリエイティブモードフォートナイトUEFN
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

前回はアスレチックコースを作成しました。次は、このコースをゲームとして遊べるようにするための仕組みづくりを行いましょう。

現状、コースから落下したプレイヤーは永遠に帰ってこられません。このSTEPで、コース外に落ちたプレイヤーをキルし、リスポーンさせる仕組みを作りましょう。

目次

仕掛け『ダメージボリューム』をコース外に配置する

UEFNにおいて、ゲームの仕組みは主に「仕掛け」を使って組み立てます。仕掛けは、いわばプログラムが組み込まれたオブジェクトのアセットです。

コースから落ちたプレイヤーをデスさせる仕組みは、仕掛け『ダメージボリューム』を使って作ります。『ダメージボリューム』は、大きさの調整できる箱状のゾーン(当たり判定)をもっています。このゾーンに触れたプレイヤーを検知し、ダメージを付与、もしくはキルするプログラムが組み込まれています。

仕掛けが格納されているフォルダを見てみましょう。コンテンツドロワー上で「All > Fortnite > Devices」に移動すると、仕掛けが一覧表示されます。仕掛けのアセット『ダメージボリューム』をドラッグ&ドロップでステージに配置しましょう。

『ダメージボリューム』の設定を変更する

配置した『ダメージボリューム』のゾーンがコースの下側全体を覆い、触れたプレイヤーをキルするように、設定を変えましょう。

オブジェクトを選択すると、画面右下の「詳細」タブにオブジェクトの設定が表示されます。配置した『ダメージボリューム』を選択しましょう。

オブジェクトを選択中は、「詳細」タブでオブジェクトの設定を変更できる

オブジェクトが小さくクリックしにくい場合は、右上の「アウトライナー」からでもオブジェクトを選択できる。検索窓に『ダメージボリューム』と入力すると見つけやすいだろう

「詳細」タブから、『ダメージボリューム』の設定を以下の通り変更しましょう。

ゾーンの幅:100

ゾーンの奥行き:100

ダメージタイプ:撃破

これで、ゾーンの範囲が広がり、ゾーンに入ったプレイヤーはデスするようになりました。

『ダメージボリューム』がコースの下にくるよう移動させる

一時的に、設定の「ゲーム中にゾーンを表示」にチェックを入れると、ゾーンが赤く可視化されます。ゾーンの範囲を見ながら、ゾーンがコースの下を覆うように位置を調節しましょう。

高さは、小さな浮島の少し上くらいが理想だ

調節できたら、「ゲーム中にゾーンを表示」のチェックを外し、ゲームをプレイしてみましょう。プレイヤーがコースから落下してしばらくした後、デスをすれば成功です。

コースから落ちたら、プレイヤーがリスポーンする仕組みができました!

NEXT STEP >> 【STEP4-2】リスポーンとチェックポイントの仕組みを作る『UEFNを始めよう!』に戻る

関連記事

フォートナイトとUEFNがv33.00にアップデート。経験値によるレベルアップや独自通貨をVerseなしで実装できるようになった
2024.12.02
フォートナイトとUEFNがv32.00にアップデート。NPCとの会話イベントを作れる仕掛けが登場
2024.11.05
UE/Unity/DCCツールなどで使えるコンテンツが並ぶ。Epic Games、統合コンテンツマーケットプレイス「Fab」をリリース
2024.10.23
フォートナイトとUEFNがv31.30にアップデート。装備中の武器モデルも画面内に映る「一人称視点」の仕掛けが実験的に導入された
2024.10.02
新国立競技場の初期案建築家・ザハ氏の建築ピースを使ってUEFNで誰でも新しいロンドンが作れる島が公開。ボクセルとルールの指定で自動的にザハ風建築ができていく
2024.09.20
フォートナイトとUEFNがv31.00にアップデート。音楽のリズムと同期したゲームが作れる仕掛けが登場
2024.08.19

注目記事ランキング

2024.11.28 - 2024.12.05
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

レンダリング(Rendering)
レンダリング コンピューターグラフィックスにおける、各種データ(3Dモデルなど)をプログラムを用いて計算し、画像として表示すること。レンダリングを行うプログラムをレンダラー(Renderer)と呼ぶ。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!