この記事の3行まとめ
- Valve、Steamworksにログインせずゲームの売上データを確認できるAPI「IPartnerFinancialsService」をリリース
- 専用のAPIキーを発行することでデータを閲覧可能。Steamworksアカウント登録者本人に限らず誰でもキーを使用できる
- 併せて、Steamキーの有効化情報を個々のリクエストと紐づけて確認可能に。本APIではその情報も閲覧できる
Valveは2025年6月27日(金)、Steamworksにログインせずゲームの売上データを確認できるAPI「IPartnerFinancialsService」をリリースしたと発表しました。
(画像はSteamニュースハブより引用)
「IPartnerFinancialsService」は、Steamでリリースしたゲームの収益や販売本数などのデータを「Steamworks」にログインせず閲覧可能とするAPI。
APIを呼び出す際は「Steamworks」にログインの上、専用のAPIキーを発行する必要があります。この専用キーはユーザー情報などに対応しておらず、「Steamworks」アカウント登録者本人に限らず誰でも使用できます。
本API利用の際は「Steamworks」にログインの上「Financial API Group」の作成が必要。APIキーは「Financial API Group」のページ内に表示される(画像はSteamニュースハブより引用)
本APIの発表と併せて、Steamキーの有効化情報を個々のリクエストと紐づけて確認可能となったことも発表されました。
Steamキー発行時に固有ID「key_request_id」を付与することで、それぞれのリクエストに応じたキーの有効化情報を集計できます。「IPartnerFinancialsService」では、この「key_request_id」による有効化情報も閲覧可能です。
なお本APIは第三者でもゲームの売上情報にアクセス可能であるため、セキュリティ的な脆弱性に十分注意する必要があります。同社はAPI呼び出し用のキーをメールやオンラインチャットなどで共有してはならないと呼びかけ、厳重な管理を促しています。
詳細はSteamニュースハブをご確認ください。
「NEW:Steamworks売上データAPI」Steamニュースハブ