この記事の3行まとめ
- Web向けの3Dゲーム・VRコンテンツを開発できる「Wonderland Engine」、バージョン1.4.0にアップデート
- コーディングにはJavaScript・TypeScriptを使用。ブラウザで動作する3Dエディターを搭載している
- 1.4.0では、ライトプローブ配置の効率化やZファイティングの抑制機能などが実装された
Create Worldsは2025年5月12日(現地時間)、3D・VR向けゲームエンジン「Wonderland Engine」をバージョン1.4.0にアップデートしたと発表しました(※)。
※ 記事執筆時点における最新版はバージョン1.4.1
Wonderland Engine 1.4.0 is now available! 🎉
Sparse global illumination probe volumes, reverse-Z, new custom component parameter types
(arrays and records).#webgl #wasm #webxr #webgpu #webgamedev #gamedevjs #gamedev
Find the full changelog here:https://t.co/FCGOB8jii7
— Wonderland Engine (@WebXREngine) May 12, 2025
Wonderland Engine 1.4.0 is now available! 🎉
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— Wonderland Engine (@WebXREngine) May 12, 2025
Wonderland Engineは、Web上で高速な3Dレンダリングを必要とするゲームやVRコンテンツなどを開発できるゲームエンジン。コーディングにはJavaScript・TypeScriptを使用します。
Windows/macOS/Linux版が提供されており、いずれも公式サイトより無料でダウンロードできます。
商用・非商用を問わず利用可能。商用利用の際は、年間合計収益が120,000米ドル以下ならロイヤリティフリーで利用でき、超過する場合は差額の10%をロイヤリティとして支払います。
「Wonderland Engine」の概要を紹介する公式YouTube動画
ブラウザ上で動作する3Dエディター「Wonderland Editor」を搭載。エディターを起動したまま更新内容をリアルタイムに反映できるホットリロード機能が使用できます。
(画像はWonderland Engine公式サイトより引用)
「Wonderland Editor」の公式デモンストレーション動画
バージョン1.4.0では、ライトプローブの配置を効率化してGPU負荷などを軽減する機能や、Zファイティングを抑制する機能などが実装されています。
「1.4.0」において効率化されたライトプローブ配置を活用したサンプルシーン。約52,000個のライトプローブがシーン上に配置されている(画像はサンプルシーンより引用)
なお、1.0.0より前のバージョンで制作したプロジェクトファイルを1.4.0に移行する際は、1.0.0以降のバージョンを経由する必要があります。
Wonderland Engineについては公式サイトを、1.4.0のアップデート内容に関する詳細はニュースリリースをご確認ください。
「Wonderland Engine 1.4.0 - GI Probe Volumes, Reverse-Z, Array Properties」 Wonderland Engine公式サイト