宇宙ステーションを制御するライブラリ「Space Station OS」、GitHubで無料公開。民間による宇宙開発事業の促進を掲げる

宇宙ステーションを制御するライブラリ「Space Station OS」、GitHubで無料公開。民間による宇宙開発事業の促進を掲げる

2024.11.12
ツール・開発環境ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • オープンソースの宇宙ステーション制御ライブラリ「Space Station OS」、GitHubで公開
  • 民間企業などによる宇宙ステーション開発事業を促進する目的で開発された
  • 異なる国家・企業が開発した宇宙ステーション間での相互運用を可能としている

スペースデータは2024年11月11日(月)、オープンソースの宇宙ステーション制御ライブラリ「Space Station OS」を発表しました。

「Space Station OS」はGitHubにて公開中。「Apache License 2.0」のもと無料で提供されており、商用利用も可能です。

YouTube動画『Space Station OS Concept Movie』

Space Station OS」は、宇宙開発に関する技術研究などを手がける企業「スペースデータ」がリリースした、宇宙ステーションの開発・運用環境などを提供するオープンソースのライブラリです。

異なる国家・企業が開発した宇宙ステーション間での相互運用が可能であることを特徴としており、宇宙ステーション開発技術や知見を民間に普及させ、事業進出を促進する目的で開発されています。

(画像はニュースリリースより引用)

開発の背景として、同社は、民間企業による宇宙ステーション開発事業が米国を中心に活発化していることを挙げているほか、2030年に予定されている国際宇宙ステーション(ISS)の運用停止を踏まえてNASAが展開している、民間企業の宇宙ステーション設計・開発を支援するプログラム「Commercial Low Earth Orbit Destinations(CLD)」について言及しています。

(画像はニュースリリースより引用)

「Space Station OS」は「ROS2(Robot Operating System 2)」(※)をベースに開発されています。「ROS」を活用した宇宙ステーション制御用ソフトウェアとして世界初のオープンソースプラットフォームであるとのこと。
※ ロボットアプリケーション開発用のオープンソースミドルウェア。前世代の「ROS1」が抱える問題を解決するべくスクラッチで開発され、2017年にリリースされた

また、ハードウェアの交換が困難な宇宙空間における柔軟かつ拡張性の高い宇宙ステーション運用を見据え、ソフトウェア・デファインド(※)を採用。ソフトウェアを通じて機能を追加・変更するといった拡張性を実現するとしています。
※ サーバーやストレージといったハードウェアの機能を仮想化技術で抽象化し、ソフトウェア側で制御しようとするアプローチ

(画像はニュースリリースより引用)

なお同社は2024年11月7日(木)より、JAXAの協力のもと開発した、ISSの内部空間や環境を再現したシミュレーターゲーム『ISS Simulator』をSteamにて無料公開しています。

『ISS Simulator』開発中のデモ映像

「Space Station OS」は、ゲーム開発やエンターテインメント分野、教育事業といった幅広い分野において活用できるとしています。

詳細はニュースリリース公式サイトをご確認ください。

『スペースデータ、オープンソースの宇宙ステーション開発プラットフォーム「Space Station OS」を公開』スペースデータ公式サイト「Space Station OS」公式サイト

関連記事

Epic Games、インディーゲーム開発スタジオへのインタビュー記事などを「Indie Games Week 2026」にて公開
2026.04.20
ゲーム制作プラットフォーム「EdenSpark」によるコンテスト型ゲームジャム「EdenSpark Game Jam」が2026年5月より開催
2026.04.20
工場設備をモチーフにした90種類以上の3Dモデルが収録。アセットパック『Conveyor Kit』アップデート版、Webサイト「Kenney」にて無料で公開
2026.04.19
ゲーム開発関連ツールのリリース・アップデートまとめ【2026/4/18】
2026.04.18
「Adobe Substance 3D Designer」を使った雷のエフェクトテクスチャ制作手法、C&R Creative Studiosがブログで解説
2026.04.17
Canvaが提供する2Dモーショングラフィックス制作ツール「Cavalry」が無料化。個人利用は商用・非商用に問わず利用可能
2026.04.17

注目記事ランキング

2026.04.14 - 2026.04.21
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォワードシェーディング(Forward Shading)
フォワードシェーディング オブジェクト毎にライティングの計算を行い、その計算結果を描画するレンダリング手法。フォワードレンダリングともいう。ディファードシェーディング(Deferred Shading)に比べてポストプロセスの自由度は低いが、(何も物を配置しなかった際にかかる)最低限の描画コストが低く、アンチエイリアス処理などにおいてフォワードシェーディングの方が有効な分野も存在する。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!