フォートナイトとUEFNがv29.00にアップデート。Verse上でセーブデータが定義可能になったほか、ポストプロセスを制御する仕掛けが登場

フォートナイトとUEFNがv29.00にアップデート。Verse上でセーブデータが定義可能になったほか、ポストプロセスを制御する仕掛けが登場

2024.03.11
ニュースクリエイティブモードフォートナイトUEFN
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • フォートナイトがv29.00にアップデート
  • カメラとプレイヤーの距離などを設定できる仕掛け「カメラ: 軌道」が登場
  • Verse上で配列やクラスなどを持続データとして扱えるようになる

2024年3月8日(金)、Epic Gamesフォートナイトv29.00にアップデートしました。

それに伴い、クリエイティブやUnreal Editor For Fortnite(以下、UEFN)においても、さまざまな変更が加えられました。

新たなカメラの仕掛け「カメラ: 軌道」が登場

以前より導入されていた「カメラ: 固定角度」「カメラ: 定点」に加え、新たに「カメラ: 軌道」が早期アクセスとして追加されました。

「カメラ: 軌道」では、カメラの視野角プレイヤーからの距離回転角度の制限などを設定可能。より引いた視点でプレイできるようになり、3Dプラットフォーマーなどが作りやすくなりました。

引きの視点(左)のほか、カメラとプレイヤーの距離を0にすることでFPS視点(右)にもできる

Verseが持続データに対応

島を抜けても保持されるプレイヤー固有のデータ「持続データ」が、Verseで扱えるようになりました。

従来では、「トラッカー」などの一部の仕掛けの状態やプレイヤーのステータスのみが持続データとして扱えました。Verse上の持続データは配列文字列クラス列挙型(Enum)などに対応しており、今まで保存不可能だったデータ型も保存できます。

なお、1つの島で使用できる永続データには、2つまで、かつ合計で128KBまでの制限があります。

Verseの持続データに関する詳細な情報については、公式ドキュメントをご覧ください。

ポストプロセスを制御する仕掛け「ポストプロセス」が追加

画面全体にポストプロセスを適用する仕掛け「ポストプロセス」が導入され、クリエイティブでもポストプロセスが適用できるようになりました。

UEFNでは従来よりポストプロセスを使えましたが、同仕掛けはプレイヤーごとに別々のポストプロセスを適用できる利点があります。

プレイヤーを指定してポストプロセスを適用するイベントが用意されている

そのほか、バトルロイヤル チャプター5 シーズン2で登場した「ゲートキーパーショットガン」や「ウォーフォージド・アサルトライフル」などの武器がクリエイティブにも追加されるなどのアップデートが行われています。

アップデートの詳細は公式サイトおよびリリースノートをご確認ください。

フォートナイト エコシステム V29.0029.00 Release Notes

関連記事

フォートナイトとUEFNがv36.00にアップデート。Scene Graphがベータ版へ移行し、同機能を使った島のリリースが解禁
2025.06.09
UE・UEFNでY-Up座標系への変更が決定。UEFNでは6/7から適用、UEはUE5~6にかけて段階的に移行される
2025.06.06
「State of Unreal 2025」フォートナイト クリエイター向けの発表まとめ
2025.06.04
UEFNの初心者向け公式チュートリアル動画シリーズ、新たに2本の動画が公開。UEFNでNiagaraを使う方法や、環境光の設定について解説
2025.05.12
フォートナイトとUEFNがv34.00にアップデート。デバッグ用のテストプレイヤーをスポーンさせる機能が追加
2025.02.25
フォートナイト クリエイティブ・UEFNのロードマップ2025年版が公開。オリジナルの武器を自作できる機能や、スキルベースマッチメイキングなどが導入予定
2025.01.31

注目記事ランキング

2025.06.24 - 2025.07.01
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
ヘッドマウントディスプレイ Head Mounted Displayの略称。頭部に装着するディスプレイ装置の総称で、ゴーグルやメガネを模した形状が多い。Meta QuestやHTC Vive、PlayStaion VRなどの没入型と、HoloLensやMagic Leapなどのシースルー型に大別される。左右の目に対してわずかに異なる映像を描画することで、視差効果を利用した立体的な表現を可能にする。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!