この記事の3行まとめ
- IPAがサイバー攻撃をテーマにしたボードゲームを公開
- プレイヤーはハッカーとなりサイバー攻撃を疑似体験
- セキュリティの重要性を学ぶことができる
情報処理推進機構(IPA)がサイバー攻撃をテーマにしたボードゲーム『Cyber Attacker Placement』を公開しました。IPAの公式サイトにてコンポーネントが無料で公開されており、誰でもカードやメインボードを印刷してプレイ可能となっています。
画像は公式サイトより引用
Cyber Attacker Placementは、プレイヤーが攻撃者(ハッカー)となりサイバー攻撃の疑似体験をすることで、セキュリティの重要性を学ぶことが目的のボードゲームです。ゲームの概要は以下の通り。
プレイ人数:3人~4人
プレイ時間:45分~1時間
学習効果:攻撃者を疑似体験することでセキュリティ対策の重要性を学ぶ。
また、初学者に対してセキュリティへの興味を持ってもらう。
プレイヤーは、攻撃カードや脆弱性カード、セキュリティカードといったギミックカードを駆使して、一般企業・病院・工場・ECサイトの4つの拠点を攻撃することで勝利点を集めます。カードには「DDOS攻撃」や「2段階認証」といった実際のセキュリティ問題や対策が取り上げられており、それぞれの項目の説明も記載されています。
スタートプレイヤーは「最近怪しいメールが来た人」(画像は公式サイトより引用)
カードを配置する際はカードの内容を声に出して読み上げよう(画像は公式サイトより引用)
本作品は、IPAによる「中核人材育成プログラム」の第6期生の卒業プロジェクト。ボードゲームをきっかけに、攻撃とセキュリティの両方に興味を持ってもらい、セキュリティ教育につなげたいとしています。このゲームによって、攻撃者の視点から防御側が見落とす可能性のある脆弱な点に気づき、セキュリティ意識の向上につながることが期待されています。
なお、今回配布されたのはテストプレイ時のものとのこと。
Cyber Attacker Placementの詳細はこちらをご確認ください。
攻撃者視点の獲得を目的としたボードゲーム:Cyber Attacker Placement|IPA 公式サイト