MaxonJapanが『Cinema 4D 2024』リリース!1万体のモデルをMoGraphで描画時に61%のスピードアップ達成

2023.09.18
ニュース3DCG
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • MaxonJapanが『Cinema 4D 2024』の新機能を紹介
  • パフォーマンスが前バージョンの2倍以上
  • 法線編集機能など多くの機能が追加

MaxonJapanCinema 4D 2024の新機能をまとめたnote『Cinema 4D 2024新機能』を公開しました。

『Cinema 4D 2024』では、パフォーマンスの改善や機能の追加、デフォルトレンダラーの変更など多くのアップデートがされています。MaxonJapanはnoteのほか、新機能を紹介した動画も公開しています。

YouTube『Cinema 4D 2024の新機能』

『Cinema 4D 2024』は前バージョンと比べ、2倍以上のパフォーマンスで動作します。パフォーマンスが向上したことで、リアルタイムなレスポンスを得ることが可能になりました。

1万体のモデルをMoGraphで動かしたシーン。描画スピードは61%もアップしている。(画像は公式noteより引用)

キャラクターのアニメーションシーンは78%も向上。(画像は公式noteより引用)

前バージョンまで法線の関係で、意図しないエッジが描画される問題がありましたが、『Cinema 4D 2024』で追加された新しい法線計算タイプ「加重正方形エリア」にすることで改善されるとのこと。また、ポリゴン、エッジの頂点法線の編集機能が追加されました。計算タイプを変更しても改善されない場合は、任意の調整が可能になっています。

加重正方形エリアにすることで、不要なエッジが描画されていない(画像は公式noteより引用)

選択したポリゴンの頂点法線を任意の方向に揃えることが可能に(画像は公式noteより引用)

頂点マップマネージャ(VAMP)に新しい評価方法「最も近いポリゴン(データブレイクあり)」が追加されました。また、法線にも対応するようになりました。
新しい評価方法は、UVや法線を別オブジェクトに転写することに優れており、トポロジーの異なるモデルのUVでも、正確な転写が可能になりました。

法線に対応したことで、UVが正確に転写されるように(画像は公式noteより引用)

これらのほかにも、モデリングやアニメーション、シミュレーションなど多くのアップデートがされています。詳細は、Maxon 公式note『Cinema 4D 2024新機能』をご確認ください。

Maxon 公式note 『Cinema 4D 2024新機能』

関連記事

『GUILTY GEAR -STRIVE-』のアニメーション制作、Maya Pythonによる内製ツール情報など12講演が集う「DAIKIN×Autodesk CG Channel Week 2024」が9/2(月)~9/6(金)に開催
2024.07.23
「Blender 4.2 LTS」正式リリース。アドオンの導入方法が変更。標準搭載アドオンは公式のWebプラットフォーム上から導入する
2024.07.19
『GGST』『戦場のフーガ2』などを扱ったセッションを期間限定で無料配信。ダイキン工業、CGクリエイター向けイベント開催に先立ち、7/22(月)から4本の動画を配信
2024.07.10
『ゼンレスゾーンゼロ』登場キャラクター18体や武器などの3Dモデルがpmx形式で無料配布中。bilibiliの特設サイトからダウンロード可能
2024.07.05
SideFX、Houdini 20.5の最新機能を動画で紹介。SOPベースの物理シミュレーション機能「MPM Solver」や、画像処理フレームワーク「Copernicus」のベータ版など
2024.07.05
モノリスソフト、異なるDCCツール間で3Dシーンを共有する「MaterialX」「OpenUSD」の活用方法をブログ記事で解説
2024.07.01

注目記事ランキング

2024.07.20 - 2024.07.27
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

フォグ(Fog)
フォグ 「霧」を意味する英単語。3DCGにおいて、現実の霧による見た目をシミュレーションする画面効果やエフェクトを指す。代表的なものとして、カメラから遠くにあるオブジェクトの色調を変化させることで遠近感を出す手法がある。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!