Databricks、無料で使えるオープンソースの大規模言語モデル『Dolly 2.0』をリリース。自社製データセットにより商用利用が可能に

2023.04.13
ニュースAI
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Databricks、命令追従型LLM『Dolly 2.0』をリリース
  • Dolly 1.0ではできなかった商用利用が可能に
  • 商用利用のためにデータセット「databricks-dolly-15k」を作成

Databricksは、大規模言語モデル(以下、LLM)「Dolly」の最新バージョンである『Dolly 2.0』をリリースし、同社ブログにて発表しました。

Dolly 2.0は、商用利用可能なオープンソースの命令追従型LLMです。リリースしたDatabricksによれば、Dolly 2.0が初の商用利用可能なオープンソースである命令追従型LLMとのこと。

Dolly 1.0をリリースした際、「商用利用が可能かどうか」という質問が多く寄せられました。Dolly 1.0は、OpenAI APIを利用したデータセットでトレーニングされていたので、同APIの利用規約に抵触しており、商用利用はできませんでした。

これを踏まえてDolly 2.0では、EleutherAIのpythiaモデルファミリーをベースに、5,000人以上のDatabricks従業員によって作られたレコードも含んだデータセットでトレーニングしたことで、商用利用を可能にしています。

こうして生まれたデータセット「databricks-dolly-15k」は、Dolly 1.0で使われたデータセットも小さいものですが、高品質であるといいます。

詳細は、「Free Dolly: Introducing the World’s First Truly Open Instruction-Tuned LLM」をご確認ください。

Free Dolly: Introducing the World's First Truly Open Instruction-Tuned LLM

関連記事

AIを活用した音声生成プラットフォーム『にじボイス』、APIを正式公開。料金の支払いはプリペイド式で、10,000文字あたり825円(税込)
2024.12.11
実写映像をAIで3Dアニメ化する「Wonder Studio」などを紹介。オートデスクとGUNCY’Sが共催するモーションキャプチャー活用イベントの講演動画など7本を無料で公開
2024.12.09
キャラクターの性格や言葉遣いを反映するAI翻訳エンジン「ELLA」を活用。デジタルハーツ、日本語/英語/中国語/韓国語に対応した翻訳サービスを提供中
2024.11.07
Unity製モバイルゲーム開発のテストをAIで自動化する「Playable!Mobile」、正式版がリリース。1か月間無料で利用可能
2024.11.05
M4 Pro/Maxチップ搭載&Thunderbolt 5対応モデルも登場した新型「MacBook Pro」、11/8(金)に発売
2024.10.31
Apple、M4/M4 Proチップ搭載の新型「Mac mini」を11/8(金)に発売。Thunderbolt 5対応モデルも登場。価格は94,800円(税込)から
2024.10.30

注目記事ランキング

2024.12.05 - 2024.12.12
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ブレンド(Blend)
ブレンド 2つ以上のものを混ぜ合わせることを意味する英単語。 ゲーム制作においても、2つ以上の要素を特定の割合によって合成することを示す。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!