ソニー、スマホと6個の小型軽量センサーだけでモーションキャプチャーできる「mocopi」を発表。2023年1月下旬に約5万円で発売予定

2022.11.30
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この記事の3行まとめ

  • ソニーがモバイルモーションキャプチャーシステム「mocopi」を発表
  • 6個の小型・軽量センサーと専用のスマートフォンアプリで構成
  • 「XR Kaigi 2022 Offline」内でmocopiの体験展示型説明会が実施される

2022年11月29日(火)、ソニーはモバイルモーションキャプチャーシステム「mocopi(モコピ)」を発表しました。

mocopiは、6個の小型・軽量なトラッキングセンサーと専用のAndroid/iOS向けアプリ『mocopi』で構成された、モバイルモーションキャプチャーシステムです。屋内外を問わず、PC不要で3Dのフルボディトラッキングが可能になる点を特徴としています。

各センサーは直径32mm×厚さ11.6mmで、重さは8g。これらセンサーを頭部、両手首、腰、両足首に装着したうえで専用アプリとBluetooth接続します。

センサーは防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)仕様。約1.5時間の充電で、最大約10時間連続で利用できる(画像はニュースリリースより引用)

専用アプリでは、装着したセンサーからモーションを取得して、MP4形式の動画(解像度:1920×1080/フレームレート:30fps)やBVH形式のモーションデータ(フレームレート:50fps)を記録・出力できます。

mocopiの導入方法や使い方が説明されている公式動画

専用アプリはmocopiの発売に合わせて公開される予定です。対応OSはAndroid 11以降とiOS 15.7.1以降で、対応機種以外のスマートフォンは保証対象外とのこと。

対応機種は以下の通り。

(Android) Xperia 5IV、Xperia 1IV、Xperia 5III、Xperia 1III、Xperia 5II、Xperia 1II
(iPhone)iPhone 14 Pro Max、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Plus、iPhone14、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro、iPhone 12

また、VRChat、Unity、MotionBuilder、Virtual Motion Captureと連携可能で、モーションデータのリアルタイム送信にも対応します。メタバース向けサービスや3D開発ソフトウェアと連携するためのSDKや開発者向けサイトは、2022年12月15日(木)から提供・公開予定。

mocopiは2023年1月下旬の発売を予定し、ソニーの直販サイト「ソニーストア」で予約・購入可能。ソニーストアでの販売価格は49,500円(税込)で、2022年12月中旬から予約販売するとのこと。

なお、2022年12月22日(木)・23日(金)に東京都立産業貿易センター 浜松町館にて開催される「XR Kaigi 2022 Offline」内で、mocopiの体験展示型説明会が実施されます。

mocopiの詳しい情報は、こちらをご確認ください。

「mocopi」公式サイトニュースリリース

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