この記事の3行まとめ
- 無料のゲームエンジン「Defold」の最新版「Defold 1.14.0」がリリース
- Microsoftの承認を受けた開発者は、Defold Foundationに申請すればXbox向けにゲームをビルド可能に
- レンダーターゲットとしてキューブマップを使えるようになり、リアルタイムの反射などに活用可能
Defold Foundationは2026年10月12日(現地時間)、オープンソースのゲームエンジン「Defold」の最新版「Defold 1.14.0」をリリースしました。
本バージョンから、Microsoftの承認を受けた開発者は、Defold Foundationに申請することでXbox向けにゲームをビルド可能となりました。
(画像は公式ブログ(Defold 1.14.0リリース情報)より引用)
Defold Engineは、2014年にモバイルゲーム会社のKingが買収して社内で開発・運用したのち、2020年にDefold Foundationへ移管されるとともにオープンソース化されたゲームエンジン。
現在は完全無料で公式サイトから入手でき、ソースコードはApache License 2.0をもとにした独自ライセンスのもと、GitHubで公開されています。
Xboxコンソール向け開発機能の提供は、Microsoftから承認を受けた組織が対象です。承認を受けた組織が申請し、Defold Foundationの確認を経ると、Xbox向けの拡張機能や資料が無料で提供されます。
Defold Engineのコンソール向け開発機能としては、これまでPlayStation 4/PlayStation 5、Nintendo Switchがサポートされており、そこへ今回Xboxが加わった形となります。
Xbox向け開発についての詳細は、公式ブログや公式マニュアルで解説されています。
(画像は公式ブログ(Xboxサポートのアナウンス)より引用)
Appleが10月23日(金)に発売する、同社初の折りたたみ式iPhoneとなる「iPhone Duo」へのサポートも進められました。
iOSアプリのライフサイクルや、URLスキーム・ユニバーサルリンクの扱いのほか、GUIをセーフエリアに合わせる配置と、画面回転時のGUIの更新機能などが改善されています。
(画像は公式ブログ(Defold 1.14.0リリース情報)より引用)
描画に関しては、レンダーターゲット(描画先)としてキューブマップを使えるようになりました。リアルタイムの反射など、シーンの動的な変化をキューブマップに反映できます。
Defold Engine用のレンダリングライブラリ「Defold Glass」を用いたガラスの反射(画像は公式ブログ(Defold 1.14.0リリース情報)より引用)
エディタについては、マテリアルエディタが刷新され、見出しで区切ったセクションに項目を表で並べ、選択した項目をフォームで編集する形となりました。
また、ウィンドウのリサイズ時や、複数のタブを開いた状態でGUIシーンを開いたまま操作していないときなどの、エディタのCPU使用量が削減されています。
(画像は公式ブログ(Defold 1.14.0リリース情報)より引用)
そのほか、macOS向けのゲームにおいて、MetalがデフォルトのグラフィックスAPIになりました。OpenGLとVulkanも引き続き選択可能です。
なお今回のアップデートに含まれる破壊的変更として、32bit版Windowsのサポートが終了したほか、加速度センサーの入力がデフォルトで無効となるなど複数の変更が行われています。iOSでURLスキームやユニバーサルリンクを使うプロジェクトは、拡張機能「IAC」の更新が必要で、C++のネイティブ拡張や一部のエディタプラグインにおいても更新が求められます。
「Defold release 1.14.0」Defold Engine公式ブログ「Defold 1.14.0」リリースノート