この記事の3行まとめ
- 書籍『NEW GAME ART ゲームをめぐる新しい芸術とその実践』、ビー・エヌ・エヌが2026年11月18日(水)に発売
- ゲームを芸術として扱う表現手法にフォーカスし、国内外の作品事例や、さまざまな研究者・アーティストらの論考を紹介
- 商業的成功などの価値観をなぞらず、作家性や新規性の高い表現などを追求した「アートハウスゲーム」などについて紐解いている
ビー・エヌ・エヌ(BNN)は2026年11月18日(水)、ゲームを芸術表現として捉えて論考した書籍『NEW GAME ART ゲームをめぐる新しい芸術とその実践』を発売します。
総ページ数は244ページ、販売価格は3,740円(税込)。予約購入も受け付けており、記事執筆時点ではAmazon.co.jpのみで取り扱っています(※)。
※ ビー・エヌ・エヌ公式オンラインストアでは記事執筆時点、品切れ状態となっている
(画像はAmazon.co.jpより引用)
本書は、デジタルゲームの表現に芸術性を見出す考え方や、アーティスティックな側面に焦点を当てて制作された国内外の作品について紹介した書籍。
ゲームエンジンやデジタルプラットフォームが普及したことでゲーム制作の裾野が広がった今、現代美術家によってゲームを「素材」や「メディウム」として扱った作品が生み出されるようになったといいます。
そうした背景を受けて、本書では先鋭的なゲーム作品の表現手法に触れ、さまざまな研究者やアーティストらの論考を読み解く中で、ゲームの定義や枠組み、ゲームと芸術の境界や関わりを問い直し、創作における新たな可能性の模索を試みています。
取り扱うゲーム作品は、商業的成功など既存のゲーム産業で重視される価値観をなぞらず、作家性やメッセージ性、新たな表現技法などを追求したゲームタイトル「アートハウスゲーム」に加え、美術作品として取り扱われる「ゲームアート」の2種類を中心に、VRやフォトグラビティ、社会批評を絡めた表現などさまざまな切り口から紹介されます。
本書は全7パートで構成。目次は以下の通り。
【PART1 ゲーム経験の美学】
CH.1 感覚の詩学 ―― 空間、音、情動がつくる体験
CH.2 生成される物語 ―― 探索・分岐・反復のナラティブ
CH.3 ルールの美学 ―― 制約、判断、達成がつくる経験
【PART2 身体性の体験】
CH.4 操作する身体 ―― 操作、声、呼吸、接触のゲーム
CH.5 非視覚のゲーム体験 ―― 音、触覚、定位がつくる空間
CH.6 没入する自己 ―― VRが身体と現実感を書き換える
【PART3 メディウムとしてのゲーム】
CH.7 ゲーム世界を撮る ―― インゲーム・フォトグラフィの視線
CH.8 ゲームの中で映画をつくる ―― マシニマと仮想演出
CH.9 流用されるゲーム素材 ―― 素材、空間、労働の再構成
【PART4 分散する主体】
CH.10 プレイヤー中心ではない世界 ―― 自律シミュレーションの美学
CH.11 機械知性と遊ぶ ―― 生成AI、対話、アルゴリズムとの相互作用
CH.12 集合知のゲーム ―― 共創、協働、参加による世界の再設計
【PART5 ゲームという問い】
CH.13 ゲームの経験を解きほぐす ―― ルールと体験の脱構築
CH.14 ゲームを壊すこと ―― ハック、攪乱、反ゲームの実践
CH.15 ゲーム形式の再設計 ―― 盤・駒・参加条件の批評
【PART6 ゲームによる社会批評】
CH.16 プラットフォームへの介入 ―― ゲーム空間を政治化する
CH.17 シリアスゲーム ――現実の問題を体験するゲーム
【PART7 ゲームの外部へ】
CH.18 分散する物語 ―― ARG と現実空間のナラティブ
CH.19 演じることの政治学 ―― LARP、対面性、社会的役割の批評
CH.20 マジックサークルの崩壊 ―― ゲームの論理が現実へあふれ出すとき
詳細はビー・エヌ・エヌ公式オンラインショップをご確認ください。
『NEW GAME ART ゲームをめぐる新しい芸術とその実践』ビー・エヌ・エヌ公式オンラインショップ