Adobe『Substance 3D Painter 8.3』をリリース!ベイク処理がツールバーに独立するなどの機能が追加

Adobe『Substance 3D Painter 8.3』をリリース!ベイク処理がツールバーに独立するなどの機能が追加

2023.01.13
ニュース3DCG
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この記事の3行まとめ

  • AdobeがSubstance 3D Painter 8.3をリリース
  • ベイク処理がツールバーに独立するなどの機能が追加
  • ファイル形式USDのサポートやUV projectionのScaleモードにPhysical sizeの追加も

2023年1月10日、AdobeSubstance 3D Painter 8.3をリリースしました。

Substance 3D Painter 8.3の主なアップデートは、ベイク処理がツールバーに独立ファイル形式USDをサポートUV projectionのScaleモードにPhysical sizeを追加の3点です。

ベイク処理がツールバーに独立しました。その他、viewportに直接ベイクする機能ローポリのメッシュとハイポリのメッシュを比較する機能の追加、ローポリのメッシュがハイポリのメッシュと重なっていない部分が赤く表示される機能など多くの機能が追加されています。

ハイポリに合わせたローポリのサイズ調整確認が容易になった(画像はSubstance 3D Painter Release notesより引用)

viewport上でローポリとハイポリを比較可能(画像はSubstance 3D Painter Release notesより引用)

また、バージョンアップに合わせて、Bake Mesh Mapsのチュートリアル動画も公開されています。

Baking in Substance 3D painter 8.3

ファイル形式Universal Scene Description(USD)がサポートされるようになりました。同時に、Scope and variantsセレクターでサブセットのみインポートする機能や、テクスチャファイルと一緒にUSDファイルをエクスポートする機能なども追加されています。

新たにUSDファイルフォーマットをサポート(画像はSubstance 3D Painter Release notesより引用)

UV projectionのScaleモードにPhysical sizeを設定できるようになりました。UVアンラップのトライアングルの平均サイズに基づいて演算されたUVサイズが設定されます。

UV projectionのScaleモードにPhysical sizeが追加(画像はSubstance 3D Painter Release notesより引用)

Substance 3D Painter 8.3の詳細はSubstance 3D Painter Version 8.3 Release notesをご確認ください。

Substance 3D Painter Version 8.3 Release notes

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