【STEP2】UEFNの基本的な使い方を覚えよう

2022.01.01
ゲームづくりの知識チュートリアルクリエイティブモードフォートナイトUEFN
この記事をシェア!
twitter facebook line B!
twitter facebook line B!

このSTEPでは、UEFNの起動からプロジェクトの作成、そして「Unreal Editor」の基本的な操作方法を学んでいきます。

目次

【STEP2-1】UEFNを立ち上げて、プロジェクトを作ってみる

UEFNは、Epic Games Launcherの中から起動します。まずはEpic Games Launcherの左側にある「ライブラリ」をクリックし、その中にあるUnreal Editor for Fortniteを選択して起動します。

もしUEFNが見つからない場合は、STEP1に戻ってダウンロード方法を確認しよう

初回に起動する場合のみ、「エンドユーザーライセンス契約」への承諾を求める画面が出てきます。「Unreal Editor for FortniteのEULAに対する補足条件」と「Epicマーケットプレイス・コンテンツライセンス契約書」の2つが出てくるので、それぞれ1番下までスクロールしてから「承諾」をクリックしてください

最初の起動には少し時間がかかるかも知れません。「プロジェクトブラウザ」が表示されたら、起動は成功です!

UEFN起動後に立ち上がる「プロジェクトブラウザ」。自分が作ったゲームや、Epic Gamesが用意したテンプレートを読み込むことができる。ゲームに使われるデータ一式をまとめたファイルを「プロジェクトファイル」と呼ぶので、余裕があれば単語として覚えておこう

この先は、いよいよ島を作る作業です。なお、「UEFN版 ゲームづくりを始めよう!」の内容に基づいて編集部が制作したデモマップを公開中です。デモマップを通じて「初めてのゲームづくりでも、UEFNならこんなゲームが作れるんだ!」と感じていただけますと幸いです。

関連記事
書籍「UEFNでゲームづくりを始めよう!」発売記念!編集部が制作したデモマップを公開します
2023.08.22

テンプレート島の1つ「ケビン浮島」を読み込む

画面左のタブの中から「ISLAND TEMPLATES」をクリックします。その後に表示されるパネルのようなものは「テンプレート島」と呼ばれる、まっさらな島、または事前に仕組みなどが用意された島です。今回は、この中から「ケビン浮島」を選んでみましょう。

今回は「ISLAND TEMPLATES」をクリックする。プロジェクトブラウザにはEpic Gamesが用意したテンプレートが複数用意されている。ゼロから作るのではなく事前に用意されたものに手を加えていくことでゲーム作りを進めることができる

「ISLAND TEMPLATES」を選択したあとの画面。中央にいくつかのテンプレートが用意されている。気になったものはどんどん試してみてほしい。今回は「ケビン浮島」を選んでみよう

最後に、あなたのゲームに名前をつけてください。ここでは、半角英数字を使った名前を入力しましょう。今回は「MyFirstGame」という名前を付けました。

ここにゲームのタイトルを入力しよう。プロジェクト名として保存されるので、ひと目で内容が分かる名前にしておく

日本語も入力可能だが、半角英数字が一般的。なお、使用できない特殊文字を入力した場合は警告が出る。よく分からなければ、例と同じく「MyFirstGame」で問題ない

名前を決め終わったら、右下にある「作成」という青いボタンをクリックします。これでいよいよ、今回作成するゲームのプロジェクトが立ち上がります。

作成を押すとテンプレートが立ち上がる。PCスペックによっては少し待つ場合もあるので、ここで少し休憩しよう。準備ができたら、次の項目に進もう

【STEP2-2】UEFNからフォートナイトを起動する

広大な海と島が見えていますか? これが「ケビン浮島」の中身です。そして、今表示されているこの画面が「Unreal Editor」です。

画面の中央にゲーム画面(ビューポート)が表示されており、その周りにはさまざまな設定項目が並んでいます。もちろん、これらを最初から理解する必要はありません。

まずは画面上の「セッションを開始」をクリックしてください。このプロジェクトと連携したフォートナイトのクリエイティブモードが起動して、プレイヤーとして実際にケビン浮島に降り立つことができます。

立ち上げた最初の画面。セッションを開始をクリックするとフォートナイトが立ち上がり、従来のクリエイティブモードなどのゲームモードと同じように動けるようになる

無事にフォートナイトが起動したら、まずは遊んでみましょう。Escキーを押してメニューを表示させてから、「ゲームをスタート」をクリックしてください。

ゲームプレイ中、キャラクターの操作はキーボードで行います。W,A,S,Dキーで移動、スペースキーでジャンプ、マウスで視点の移動ができます。

無事にキャラクターを動かすことができましたか? これが今の「MyFirstGame」の中身です。一通り遊ぶことができたら、Escキーを押して「ゲームを終了」しましょう。

【STEP2-3】エディタの基本的な操作を学ぶ

ここまででUEFNとフォートナイトの関係性が分かりました。STEP2の最後に、エディタ画面の操作方法を覚えましょう。

ゲーム画面を改めて見ていきます。3D空間上にたくさんの物体(オブジェクトと呼びます)が配置されています。ここにオリジナルのステージを作ったり、キャラクターを配置したりしながら、ゲームを作っていくことになります。

最初に覚えるのは「視点の移動」、つまり見えている画面の範囲を移動する方法です。なにかオブジェクトを配置してみたいと思っても、例えば別の大きなオブジェクトの影になっていて見にくかったり、置きにくかったりする場所があると大変です。周りを広く見渡すために、操作方法を覚えておきましょう。

視点の移動は、マウスの右ボタンを押しながら「マウスを上下左右に動かす」ことで視点を動かし、「W,A,S,Dキー」で位置を操作します。キーボードの画像を参考にしながら、視点をぐりぐりと動かしてみてください。

右クリックをしながらマウスを操作することで視点の移動が可能。また、その状態でW,A,S,Dキーを押すと、視点が前後左右に移動する。文字で読むだけでは感覚が掴めないので、まずは試してみよう

NEXT STEP >> 【STEP3】オリジナルのアスレチックコースを作ろう『UEFNを始めよう!』に戻る

関連記事

フォートナイトとUEFNがv29.20にアップデート。見下ろし視点でもプレイヤーキャラクターの向きを操作できるようになった
2024.04.10
【UEFN】よく使うショートカットまとめ
2024.04.05
フォートナイトとUEFNがv29.10にアップデート。プレイヤーのジャンプや射撃などの入力を無効化するオプションが追加
2024.03.27
GDC 2024で行われた「State of Unreal」UEFN関連の発表内容まとめ。UEFNがMetaHumanを正式サポート
2024.03.21
LiaqN氏も参戦!無料で遊べるお祭り騒ぎな最大20人の大乱闘デスマッチ『Boom Bang Party – FFA』が本日リリース!先行プレイレポをお届け
2024.03.12
フォートナイトとUEFNがv29.00にアップデート。Verse上でセーブデータが定義可能になったほか、ポストプロセスを制御する仕掛けが登場
2024.03.11

注目記事ランキング

2024.04.12 - 2024.04.19
1
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧
2
【2022年5月版】今から始めるフォートナイトの「クリエイティブ」モードープレイ開始から基本的な操作方法まで解説
3
『フォートナイト』で動く本格的なゲームが作れるツール「UEFN」とは?従来のクリエイティブモードから進化したポイントを一挙紹介!
4
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.1「アイテム系」
5
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.5「島の設定」
6
【CHALLENGE1】「クリエイター ポータル」を使って、UEFNで作成した島を世界中に公開する
7
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.2「ユーティリティ系」
8
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part1
9
フォートナイトとUEFNがv29.20にアップデート。見下ろし視点でもプレイヤーキャラクターの向きを操作できるようになった
10
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.6「チーム・対戦系」Part1
11
【CHALLENGE3】UEFNの機能「ランドスケープ」を使ってオリジナルの地形を作る
12
フルカラー書籍「UEFN(Unreal Editor For Fortnite)でゲームづくりを始めよう!」、ついに本日発売!全国書店で好評発売中!
13
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.7「NPC系」Part2
14
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.3「プレイヤー系」
15
まるで『マイクラ』?ボクセル地形を生み出す無料アセット「VoxelPlugin Free」で”地形を掘ったり積み重ねたり”して遊んでみよう
16
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.4「ゲームシステム系」
17
『フォートナイト』で建築ビジュアライゼーション!?UEFNでオリジナルの世界観をどう作り上げたか、その手法を解説【UNREAL FEST 2023 TOKYO】
18
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part1
19
UEFNで使えるプログラミング言語「Verse」のノウハウが集結。『UEFN.Tokyo 勉強会 03 Verse Night』レポート
20
【STEP2】UEFNの基本的な使い方を覚えよう
21
【CHALLENGE2-1】フレンドと一緒にゲームを作ろう――UEFNプロジェクトをチームメンバーとリアルタイムで共同編集する
22
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.8「ゾーン系」
23
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.10「UI系」Part2
24
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part1
25
【STEP4-2】リスポーンとチェックポイントの仕組みを作る
26
フォートナイト クリエイティブとUEFNで使える仕掛け一覧 Vol.9「建築物系」Part2
27
GDC 2024で行われた「State of Unreal」UEFN関連の発表内容まとめ。UEFNがMetaHumanを正式サポート
28
【STEP1】「UEFN」を入手しよう
29
『CGWORLD JAM vol.05』でゲームメーカーズが登壇したセッションのアーカイブ動画が公開!
30
「UEFN」って実際どうなの? 編集部が3時間で「みんなで遊べるアクションゲーム(?)」を作ってみた
VIEW MORE

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

エミッター(Emitter)
エミッター
  1. 英語で「放出器」「放出源」のこと。
  2. ゲーム開発においては、パーティクルを生み出す発生源のことを示すことが多い。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!